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30代はなぜ生きづらいのか
選択肢は、多いほど幸せとは限らない

かつては、安定した会社に就職し、結婚して、家を買い、子どもを育て、定年まで勤め上げる――それが人生の「正解」とされていた。
しかし、今はそうではない。終身雇用は当たり前ではなくなり、結婚しない生き方も一般的になった。家を買わず、賃貸を選ぶ人も少なくない。どの道を選ぶかは、自分で決められる時代である。
これは「自由になった」とも言える。一方で、自由は迷いも生み出す。選択肢が増えたことで、かえって決められなくなり、「いつものやつでいいや」「やめておこう」と無難な選択へ流れてしまいがちだ。
しかも、人は選択肢が増えるほど幸福になれるわけではない。むしろ、「もっと良い選択があったのではないか」という後悔や迷いを抱えやすくなる。
そのことを示している例が、ブータンである。



















