このひと言で「会話が苦手」がなくなる本

人間関係で得する人、損する人の法則
未読
日本語
このひと言で「会話が苦手」がなくなる本
このひと言で「会話が苦手」がなくなる本
人間関係で得する人、損する人の法則
著者
未読
日本語
このひと言で「会話が苦手」がなくなる本
著者
出版社
東洋経済新報社
定価
1,430円(税込)
出版日
2015年03月26日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.5
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おすすめポイント

「なんとなく人とうまくやっていけない」「疎外感を感じる」といった人間関係にまつわる悩みは、誰もが一度は抱いたことがあるだろう。こういった類の問題は、性格や人間性を変えない限り解決できないと思われがちだが、実はそうではない。

「会話には人間関係を変える力がある」。本書の冒頭に添えられたこの一文が示すように、言葉や言い方を変えるだけで会話の流れがスムーズになり、人間関係もうまくいくと著者は言う。本書ではそのための法則や、仕事・プライベートで役に立つケーススタディが多数紹介されている。

人間関係において大切なのは、相手との距離感をうまくつかむこと。好かれる人は言葉や言い方の選び方、つまり、距離感の取り方がうまい。反対に距離感がつかめない人というのは、会話をする中で相手の感情を害してしまう。この距離感をつかむ力を磨くには、いくつものパターンを身につけるのが上達への近道だ。例えば、無口な上司と2人きりのとき、友人から相談を受けたときなど、本書で紹介されているケーススタディをベースに経験を積んでいくことで、相手との距離感を自然とつかめるようになるはずだ。

現在は、一昔前よりも広範囲の人間関係のなかで生きていかなければならない。そのような状況で人間関係をよくするには、常に相手との距離感を察知しながら、言葉や言い方を選んでいくことが大切だ。本書には、これからの時代にこそ必要なスキルが詰まっている。

著者

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。テレビ、ラジオ、講演等、多方面で活躍。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『読書力』(岩波新書)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『大人のための読書の全技術』(KADOKAWA/中経出版)、『日本語の技法』(東洋経済新報社)など多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    人間関係で損するか得するかは、「会話」が大きな役割を担っている。会話には人間関係を変える力がある。
  • 要点
    2
    会話をするときに大事なのは、相手との距離感。言葉や言い方を変えるだけで会話の流れがスムーズになり、仕事もプライベートもうまくいくようになる。
  • 要点
    3
    「会話が苦手」を克服するには、いくつものパターンを身につけるのが上達への近道。経験を重ねることで、相手との距離感が自然とつかめるようになり、人間関係もうまくいく。

要約

はじめに

人間関係で得するには?
Top Photo Corporation/Top Photo Group/Thinkstock

人間関係をよくするには、話のネタや気の利いたオチよりも大事なことがある。それは相手との距離感のつかみ方だ。好かれる人はこの距離感の取り方が上手で、相手の感情の変化を瞬時に読み取りながら、センス良く言葉や言い方を選択している。一方、距離感をつかめない人は、言葉や言い方の選択を誤り、相手の感情を害してしまいがちだ。つまり、「会話が苦手」と悩んでいる人は、距離感をつかむのが苦手というケースが多い。

そのような悩みを解決するメソッドとして、本書では「味方を増やす7つの法則」を紹介している。

① サービス精神を常に持つ

② プラスアルファを意識する

③ 相手が喜ぶことを優先する

④ 相手の感情を整理する

⑤ 相手に気分よく話してもらう

⑥ マイナス感情を出さない

⑦ 温めることを意識する

次の項目では、この7つの法則の中からいくつか具体例を紹介しよう。

【必読ポイント!】 この法則で味方が増える

サービス精神を常に持とう

「おもてなし」の心は接客業だけでなく、あらゆるコミュニケーションの土台になる。著者は、おもてなしを「準備、融通、フィードバック」の3つに因数分解できると述べている。まず、どんな仕事であれ事前の準備が不可欠だ。現場では、計画通りにいかないこともあるだろう。そのたびに融通を利かせ、軌道修正を図る必要がある。そしてひと仕事終わったら、その経験を次の仕事にフィードバックする。

相手に気持ちよく働いてもらうためには、まず自分がしっかりしないといけない。その「しっかり度」を示すのが、「準備、融通、フィードバック」の質と量だ。それを突き詰めると、相手に対する「おもてなし」につながる。

プラスアルファを意識する

取引先や顧客と接する際、業務的なやりとりをするだけではお互いの距離を縮めることはできない。型通りのやりとりだけでなく、ほんの少しの業務プラスアルファの言葉を付け加えるだけで、相手の感情が変わったり緊張を緩めたりすることができる。それを毎回積み重ねれば、お客さんとの関係性が変わる。つまり、「ファン」を獲得することができるのだ。

例えば、モノを買ったり発注先を選んだりするとき、最終的に担当者の人間性や親近感が決め手になった、という経験をした人も少なくないだろう。型どおりの対応でも仕事に支障はないが、プラスアルファを意識することで様々なメリットがある。

ところが、こういった業務プラスアルファを意識している人は意外に少ない。気の利いたオチや笑いを誘う話術でなくても、何かひと一言声をかけるだけでどんな相手とも交流できるようになる。著者はそれを「雑談力」と呼んでおり、信頼関係を築く大切なスキルだという。

ただし、相手との関係を早く深めようとするあまり、やたらと饒舌に語る人もいるが、それではマイナスになってしまう。豊かな人間関係を築くには、やはり適度なプラスアルファを心がけたい。

相手の感情を整理する
amana imagesRF/Thinkstock

「ストレスを感じる人は嫌い、感じない人は好き。ストレスを減らしてくれる人はもっと好き」。このように仕事や人間関係における好き嫌いは、ストレスが大きな原因の一つになっている。では、どうすれば相手のストレスを減らすことができるのだろう。

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