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本書の要点

  • 成果を上げているビジネスパーソンの多くは、①キャリアを考え、何を学ぶのかを決める、②インプットする、③次のために振り返る、④アウトプットする、⑤フィードバックを受ける という「学習サイクル」を上手く回している。

  • 振り返りはインプットした内容を良質の学びに昇華させるうえで不可欠だ。振り返りを習慣化させるには、振り返りの時間を計画的に押さえるとよい。

  • 質の高いフィードバックを受けるためには、アウトプットのレベルをギリギリまで高めておくことが大切である。自ら積極的にフィードバックの機会を作るようにしよう。

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学びのサイクルの全体像

キャリアを考え、何を学ぶのかを決める

Creatas Images/Creatas/Thinkstock

着実に成果を上げるビジネスパーソンの多くは、「学びのサイクル」を当たり前のように回せている。学びのサイクルとは、次の5つからなる。①キャリアを考え、何を学ぶのかを決める、②インプットする、③次のために振り返る、④アウトプットする、⑤フィードバックを受ける。このサイクルを意識的に回し、再現性を持たせることが非常に大切である。この5つを各章で具体的に紹介していきたい。

まず、①の段階では、積極的な キャリア構築を図るために、「自分がどういうキャリアを歩みたいのか」を明確にし、それに必要な能力開発を計画的に行っていくことが欠かせない。そうすれば、効率的に自分が歩みたいキャリアに近づきやすい。何を学ぶべきかを規定するためには、「なりたい自分」と「今の自分」のギャップを明確にする必要がある。

また、社会からの 要請によって、身につけるべき能力も変化していっている。激変する現在においては、自ら新しい問題を発見・定義し、創造や変革を推進する能力が求められている。「何のために学ぶのか」という目的意識が明確ならば、モチベーションも維持できるはずだ。

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インプットする

本からインプットする

miya227/iStock/Thinkstock

学ぶテーマ と期間を決めたら、基本事項 が整理された「教科書的な本」を最低10冊読むことを強くお勧めする。この程度の分量を読めば、自分の中に考える軸を持ち、そのテーマについて議論することが可能になる。「読書を通じた 学び」を増やすには、「読書量」、「良書比率」、「1冊あたりのインプット量」の3つをそれぞれ高めることが重要である。具体的な方法をいくつか紹介しよう。

・本によってかけるべき時間にメリハリをつける

「学びの多さ」と「必要性の多さ」という判断軸で、読書に費やす時間を見極めるとよい。「学びが少なく、今必要でないもの」は早めに見切りをつけること。「必要性が高いが学びが少ないもの」は「拾い読み」を行い、「学びが多いが、今必要性が少ないもの」は、本当に必要になったタイミングで、その本に立ち返れるよう要点を押さえておくとよい。最後に、「今必要であり、かつ学びの多いもの」については、速読は過度に意識せず、内容の定着率を高めることを意識して読むことをお勧めする。

・「本の構造」を意識しながら読む

ビジネス書を読む場合は、テーマ(著者が本を通じて明らかにしたい問い)、メッセージ(その問いに対する答え)、構成(その答えを支えるいくつかの論拠)の3点を読む前に押さえておけば、読書時間を短縮することができる。そのためにはまず、「はじめに」と「おわりに」そして「目次」に目を通すとよい。

・新聞の書評欄などを参考にする

新聞の書評欄では、業界の著名人や研究者が本を紹介しており、はずれが少ない。また、良書をサマリーした雑誌、本やブログなどに目を通しておくのも効果的だ。

本以外からインプットする

新聞や雑誌、インターネット、テレビなどの媒体から「どう学ぶか」についての原則をいくつか紹介しよう。

・新聞や雑誌では「知らないこと、関係ないこと」に着目する

インターネット上では、興味があることや同調意見ばかりに目が行きやすい。一方、新聞や雑誌では、雑多な情報や意見がまとめて目に入ってきやすいため、この特性を踏まえて、普段興味や関係がない記事を深く読んでみるとよいだろう。

・インターネットでは「双方向性」を活かす

インターネットでインプットする際には、その内容を踏まえて発信や問いかけをすることができ、それに対するリアクションを通じて、学びを深めることができる。

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【必読ポイント!】 次のために振り返る

振り返りの重要性

さまざまな 情報や経験のインプットを、良質の学びに昇華していくために不可欠なのが、「振り返り」である。

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要約公開日 2015.06.09
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