会議に呼ばれる人 はずされる人

未読
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会議に呼ばれる人 はずされる人
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会議に呼ばれる人 はずされる人
出版社
定価
1,540円(税込)
出版日
2015年10月08日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

会議はだるい。発言するのも面倒だし、早く終わってほしい。そんなふうに思っている方にこそ、手にとってみてほしいのが本書である。

会議は、正しい方法で参加すれば面白いものであり、参加者の力が結集されて大きな結果を生むことができるようになるものなのだ。しかも、会議に呼ばれる回数が増えるほど、社内の人に評価される機会や、ホットな情報にふれる機会が増え、結果として自分の仕事を大きくしていけるという。それを知らないままで、単に会議を嫌がるのは損というものだ。

著者は、職業柄、テレビ局やクライアント企業の数多の会議に出席してきた。そのなかで気づいたことがまとめられているのが本書である。会議は「チーム一丸となって戦う、バレーボールのようなもの」とユニークなたとえを用いつつ、著者は会議のあるべき姿を明らかにし、準備/会議中のシミュレーション/評価を上げるための戦略という段階に分けて、会議の「鉄則」を紹介していく。最終章では「こいつはダメだ」と思われて呼ばれなくなる人の実例がたっぷり挙げられている。

著者が巻末で述べているように、会社は組織で動くので、その決定は多くの人が参加する会議でなされる。会議術を制することは、すなわち組織の中でうまく生き抜く術を学ぶことにつながっているのではないだろうか。本書はとくに、若手のビジネスパーソンが、会社で働く上での「基礎体力」を養うために有用な一冊であると思われる。

ライター画像
熊倉沙希子

著者

野呂エイシロウ
1967年愛知県生まれ。放送作家・戦略的PRコンサルタント。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」で放送作家デビュー。その後、「ザ!鉄腕!DASH!!」「特命リサーチ200X」「奇跡体験!アンビリーバボー」など人気番組の構成を担当する。1997年コンサルタントとしての活動を開始。放送作家として培ったノウハウを企業戦略に応用する手法で人気に。ソフトバンク、ライフネット生命、サイバーエージェント、ビズリーチなどのプロジェクトに携わる。
著書に『ネクタイを毎月3本買う人はなぜスゴイ仕事ができるのか』(祥伝社)、『「話のおもしろい人」の法則』(アスコム)、『終わらす技術』(フォレスト出版)、『好かれるのはどっち!?』(総合法令出版)、『ビジネスは恋愛だと思えばうまくいく!』(実業之日本社)など。

本書の要点

  • 要点
    1
    会議ではとにかく、意見をつないでいくために、バレーボールのように一生懸命にボールを拾い、打ちやすいトスを打つのが大切だ。スパイクは偉い人に打ってもらうと心得ておくこと。
  • 要点
    2
    思いも寄らない反論を受けても、その人を敵だと思ってはいけない。感謝とともに、相手と同じサイドにいることを伝えよう。反論も自分のアイデアの補強に使ってしまえればなおよい。
  • 要点
    3
    自分の意見を伝えるときは、先輩たちからの応援も受けられるように、ハードルを下げるような前置きをしてから話すとよい。

要約

会議はバレーボールである

「打ちやすいトス」を上げよう

「会議はバレーボールである」と著者は言う。チームが一丸となってボールを拾い、一緒に勝利を目指して、相手コートにスパイクを打ち込もうとするのが、会議である。チーム内に敵はいない。だから、会議の場で「僕が」「私が」と主張するのはお門違いである。同様に、何もしないで隠れていても全く評価されない。

呼ばれた会議で一生懸命ボールを拾い、打ちやすいトスを上げていれば、別の会議に呼ばれる機会も増える。そうして評価を積み重ね、会議で先取りできるホットな情報を入手していくことで、おのずと仕事ができる人になっていける。

スパイクを打つ役割は偉い人に
©iStock/OSTILL

だらだらした会議にうんざりしている人もいるかもしれないが、一人の振る舞いが変化することで、会議全体も変わっていく。また、目指すものがチームの勝利であり、個人の能力の競い合いでないとわかれば、もっと楽しく会議に参加できるのではないだろうか。

ただし、会議の場において、若い参加者が決裁者を差し置いて、「それでいきましょう」などとまとめてしまうことがあるが、そうしたことは絶対にやってはいけない。物事を決める会議において、素晴らしいアイデアをまとめあげるのは偉い人の仕事だ。若い人は、手柄を立てようと思わず、とにかくボールを拾って、偉い人にスパイクを打ってもらえばよい。地味にチームに貢献していくことで、着実な評価を得られるのだ。

しんどい会議ほど、成長を後押ししてくれる

理想の会議とは、みんなの力を単に足し合わせた足し算で終わるのでなく、掛け算をして大きな数字を生み出せるようにすることだ。そのために、上司が一度決まったことを覆すということもよくある。そうした急な作戦変更を嫌がるビジネスパーソンは多いが、すべてがスピーディーな時代において、柔軟に作戦変更をする人はむしろ有能な上司なのだといえる。

作戦通りに進む楽な試合に出るよりも、強敵相手に作戦変更を余儀なくされながら苦しんで勝つほうが、選手として成長できるはずだ。しんどい会議ほど、あなたを成長させてくれる。

会議の準備

持ち込めるのはペンと水だけ

会議に持ち込んでいいのは、筆記用具と必要な資料だけだ。

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