堀江貴文
1972年、福岡県生まれ。現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発 を中心に、スマホアプリ「テリヤキ」「755」のプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。ホリエモン・ドットコムでは『テクノロジーが 世界を変える』をテーマに、各界のイノベーター達に堀江自らがインタビュワーとなり取材したものを連載中。同じく毎日更新の ブログ、今話題のニュースを集めたニュースキュレーションでもワクワクするような情報や独自の見解を発信中!
2014年、新世代のゲーム会社ロケットサイエンスを創業。
【ホリエモン・ドットコム】
http://horiemon.com/昨年は有料会員サロン「堀江貴文サロン」を オープン。全国の会員と共に様々なプロジェクトを進行中。
【堀江貴文サロン】
http://salon.horiemon.com/メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万数千人を超える。著書『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『我が闘争』(幻冬舎)、『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』(双葉社)等がある。
Twitterアカウント @takapon_jp
齋藤由多加
1962年東京都生まれ。ゲーム・クリエーター。大学卒業後、(株)リクルートを経て1994年オープンブック(株)を創業、現在に至る。(株)リクルートのフェロー職を5期歴任。高層ビルシミュレーション『タワー』の国内外のヒット(海外名はSimTower)で全米パブリッシャーズ協会賞ほか受賞。1995年、日経社『ベンチャー・オブ・ザ・イヤー』最優秀若手経営者部門賞。
1999年、『シーマン ~禁断のペット~』をドリームキャスト向けに発売。文化庁メディア芸術祭優秀賞、米国GDC「年間キャラクター賞」はじめ受賞多数。2006年、ゲーム「大玉」、2012年ゲーム「エアロポーター」を発表。
2013年の参院選に自民党「生声アプリ」開発、2014年から大手住宅メーカーの「喋る家」開発など先端技術分野に関与し2014年には、列強国の領土変化を俯瞰する「EarthBook」をリリース。2016年「ソーシャル地球儀」を発表予定。
堀江貴文氏のゲーム会社「ロケットサイエンス」にクリエーターとして参加。
【オープンブック】
http://www.openbook.jp/著書『ハンバーガーを待つ3分間の値段』(幻冬舎)、『社長業のオキテ』(幻冬舎)ほか。
Twitterアカウント @YootSaito
クラブママが使う嫌われない技術
クラブとキャバクラ
まず、水商売におけるクラブとキャバクラの違いについて、少しふれておこう。
水商売の代表的なものであるこれら二つは、似て非なるものである。キャバクラは、日によって客が違う女の子を「本指名」できる。「本指名」をもらうと売上ポイントがたくさんつくため、キャバ嬢は指名してくれる客を狙い、キャバ嬢同士で奪い合う。スリリングな状況を楽しむ客が通うという。クラブは、永久指名制である。初回でついたホステスが、その後もつくことになるので、客を退屈させずに客をリピートさせる技術が必要になる。
主役の座はクライアントに明け渡せ
Chagin/iStock/Thinkstock
女の子を変えて楽しむことも、女の子同士の争いを面白がることもできない高級クラブにおいて、ママたちが持っているのは「嫌われない技術」である。下手に好かれようとせず、自分は余計なことはしない。ヘルプの女の子たちを呼んで、客が誰かを気に入れば、その子と客との会話を盛り上げて次につなげる。
映画界や芸能界でも息が長いのは脇役である。指名され続けるための秘訣は、主役を食わずに空気を読む脇役にある、と著者はいう。コンピュータ・ゲーム業界でも、良いゲームは勝手に動き出すゲームではなく、「召使のように主人の言葉を待つ『耳』が発達している」ゲームだという。そういうゲームに人々はハマるのだ。
自分に固執せず、クライアントに主役を張ってもらうこと。商品においては、完成に至る最後の1ピースを、客によって埋めさせること。それが、クライアントや客に当事者意識を芽生えさせ、リピートさせる要因になる。
人を味方にする方法
Hさんというホステス
人を動かす強い力は、前述のような「当事者意識」や「共犯意識」にある。成長著しい企業のCMに注目してみると、消費者や社員に対してそうした意識を喚起するものが多いことに気づくはずである。
プロのホステスは、この「共犯意識」を演出して関係をつくる術に長けている。銀座の一流店のHさんというホステスのお姉さんは、堀藤さんが銀座に通うようになった始めのころから、銀座の手ほどきをしてくれた存在だという。
要約公開日 2016.03.16
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