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本書の要点

  • 「壁打ち」とは、頭の中にある構造化されていない情報(=モヤモヤ)を、口に出すことで言語化し、他者と交換できる形にする思考法である。「壁打ち」によって、思考を広げ、深め、固めることができる。

  • 決められた型通りのものをつくる力で評価された時代が終わった。自分の頭で考え、自分で生み出したアイデアを形にする力は、現代のビジネスパーソンに必須のスキルとなった。「壁打ち」はこのような思考力の実現に不可欠である。

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「壁打ち」は最強の思考術

「口に出す」ことから始めよう

仕事がデキる人とデキない人の違いは、行動の質、量、スピードにある。より多く、速く、成果に結びつくアクションをする行動力の違いだ。その行動の前にあるのが、思考である。スッキリ整った思考があってこそ、行動を積み重ねることができる。

多くの人の頭の中は、漠然としたアイデアやぼんやりした感想など、言語化されきっていないモヤモヤとしたもので満たされている。誰にも共有できない無形のモヤモヤを形にして、行動を引き起こすために有効なのが「壁打ち」だ。

壁打ちの基本は、モヤモヤをモヤモヤのまま口に出して誰かに聞いてもらい、打ち返してもらうこと。まとまっていなくてもなんでもいいので、頭の中の「構造化されていない情報」を少しずつ言葉にしてみよう。「話す」ことは、頭の中のモヤモヤを形にする第一歩だ。「話す」という行為が思考の解像度を高め、行動の質とスピードを高めてくれるはずだ。

会議と雑談と1on1のすべてを兼ね備えた「壁打ち」

Dylan Gillis on Unsplash

では、「壁打ち」とは具体的にはどんなものなのか、会議や雑談、1on1と比較しながら考えてみよう。

会議には議題や資料が必要とされ、結論が求められる。一方、壁打ちの場合、議題(=イシュー)はあやふやなままでもいい。「なんとなくこんなイベントやってみたいと思ってるんですけど、壁打ちに付き合ってもらえませんか?」といったぼんやりとしたスタートで許されるのが、壁打ちのいいところだ。資料は不要だし、結論が出なくてもよい。壁打ちの目的は結論を導き出すことではなく、やりとりを通じてモヤモヤを言語化していくことだからだ。壁打ちで言語化が進み、次の行動へつながれば、大成功だ。

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要約公開日 2025.10.01
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