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「やりきる意思決定」の全体像
課題把握から実践までの4ステップ
「やりきる意思決定」は大きく4ステップに分かれる。
(1)課題の全体像把握:無数の課題を可視化し構造化する
(2)重要課題の選別:本質的課題を見極める選択
(3)組織のベクトル統一:全員の力を一つの方向に向ける
(4)小さな実験:仮説から実践へと橋渡しする
本要約では、それぞれのステップについて紹介・解説していく。
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【必読ポイント!】 ステップ1:課題の全体像把握
課題設定の精度が成果を左右する

社長や役員、上司の思いつきで「こんなことをやりたい!」と言われ、辟易した経験は誰しもあるだろう。さらに、自ら決めた仕事内容であっても、「多くの人が言っているから」といった理由だけで何となく進めてしまった経験も少なくないはずだ。
こうした仕事は、たいてい成果につながらない。それは、「課題の置き方・仮説の置き方」が雑だからである。




















