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「頑張っているのにうまくいかない」「自分の人生、このままでいいのだろうか」……誰しもこのように立ち止まる瞬間があるだろう。何が正解かわからない時代に、自分らしく幸せに生きる方法を探している人は多いはずだ。本書は、そんなモヤモヤにハッとするアドバイスを与えてくれる。
著者の橘玲氏は、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー後、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』がベストセラーとなり、2017年には『言ってはいけない』で新書大賞を受賞。深い知識と鋭い分析をわかりやすく表現することで人気を集める作家である。
本書は、そんな橘氏にインタビューした内容をもとに、ライターの樺山美夏氏がまとめたものだ。樺山氏には息子がおり、将来のことを考えてほしいと橘氏の著書を渡したが、数ページしか読んでくれなかった。その経験から「普段あまり読書をしない若者でも読める本を」と企画されたという。
狙いどおり、本書は誰でもすらすらと読める構成になっている。若者の救済を目的としたアプリ「ゴーリオ爺さん」に対し、26人の若者が悩みを吐露し、アプリがアドバイスするという仕立てだ。「仕事のやりがいはあるけど忙しすぎる」「何でも話せる友だちがいなくて寂しい」といったリアルな悩みばかりで、きっとあなたにも共感できる相談者がいるだろう。
今の働き方や人間関係にモヤモヤしている人、将来に向けてアクションを起こしたい人におすすめしたい。
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サービス残業が常態化した保険会社で営業として働く24歳のAさんは、仕事自体は嫌いではないものの、給料が安いため、生活に余裕がない。転職しても収入は大きく変わらないと考え、モヤモヤしたまま時間だけが過ぎていく。
そんなAさんが、若い世代の救済を目的としたアプリ「超絶AIゴーリオ爺さん」に相談すると、ゴーリオ爺さんは「この世の中に、正しくお金持ちになる方法は3つしかない」と語る。1つめは収入を増やすこと、2つめは支出を減らすことだ。
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