「激・増配株」を見極める
PER・PBRで「割安銘柄」を選定する
配当金の最大化を目指す「増配株投資」では、「増配が期待できる優良銘柄をいかに割安で買うか」がポイントだ。一般的な買い物と同じで「良い品を安く」が基本となる。
割安な優良銘柄を選定する際には、2つの指標を使う。PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)である。
PERとは、現在の株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍で取引されているかを示す指標で、「株価÷EPS」で求められる。たとえば株価1000円でEPSが100円なら、PERは10倍となる。
一方のPBRは、現在の株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍かで取引されているかを表す指標で、計算式は「株価÷BPS」となる。株価3000円でBPSが1000円なら、PBRは3倍だ。
PERからは「利益面から見た割安感」、PBRからは「資産面から見た割安感」がわかる。いずれも値が低い方が「割安」になるが、それがイコール「優良株」とは限らない。今はEPSの値が低くても上向きに推移していれば、今後の成長が期待でき、優良株になる可能性もある。
ROE・ROAで「企業の稼ぐ力」を測る
割安を測るPER・PBRに対して、「企業の稼ぐ力」はROEとROAで確認できる。
ROEは自己資本利益率と言い、当期純利益を自己資本で割ったものだ。企業が毎年、自己資本(純資産)の何%の利益を出しているのかを示す指標で、一般的には10%以上あると「収益性が高い」と見なされる。
ROA(総資産利益率)は、負債を含んだ総資産に対して、どれだけ純利益を上げているかを測る。ROAからは企業の総合的な収益力がわかる。
たとえばROEが10%でROAが5%なら、総資産に対する負債は50%となる。一方、両者の数値がほぼ変わらないなら、自己資本比率が100%に近く、健全な財務状態であることがわかる。
PER、PBR、ROE、ROAの4指標は、バリュー銘柄選定に欠かせない“神指標”なのである。




















