できる人だけが知っている

「ここだけの話」を聞く技術

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出版社
秀和システム

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出版日
2024年05月15日
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おすすめポイント

たとえば商談のとき、思いのほか話がはずんで“とっておきの情報”を聞き出すことができた、ということはないだろうか。もちろんそれは成り行きかもしれないし、相手の機嫌がよかっただけかもしれない。だが、「自分にだけ話してくれた」という事実はなにより嬉しいし、できれば再現性のあるものにしていきたい。ではどうしたら「ここだけの話」を聞き出せる人になれるのだろうか?

その答えが気になる方は、ぜひ本書を開いてほしい。著者はラーメンライターとして全国津々浦々のラーメン店を取材し、年間100本以上の記事を執筆する井手隊長だ。職人気質で口数が少ないラーメン店主が多いなか、著者に心を開いて本音を語ってくれるのにはワケがある。そんな「秘伝のタレ」ともいえる取材のコツを、惜しみなく披露しているのが本書である。具体的には「寡黙な人」「よくしゃべる人」「苦手な人・すごい人」の3つのタイプに分けて、彼らの攻略法を解説する。また、当たり障りのない会話から一歩踏み込んだ「聞き倒す技術」についても言及している。

今はインターネットであらゆる情報が手に入る時代だ。だからこそ、どこにも載っていない話を引き出せる人の価値は高い。また、ありきたりな情報に終始しないで「差分」を追求することは、仕事の成果を出すうえであらゆる職種に必要な姿勢だ。ぜひ本書を参考に、AIには到底できない唯一無二のスキルを身につけてほしい。

ライター画像
矢羽野晶子

著者

井手隊長(いで たいちょう)
全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。「Yahoo!ニュース」「東洋経済オンライン」「AERA dot.」「マイナビニュース」など年間100本以上の連載記事を執筆するほか、テレビ・ラジオ番組出演、商品監修など多方面で活躍中。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス「フライヤー」執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

本書の要点

  • 要点
    1
    会話の沈黙を恐れることはない。大事なのは、相手が「話したい」と思うリズムを作ることだ。
  • 要点
    2
    「よくしゃべる人」は取材が自己アピールの場になりやすい。ほかでは聞けない話を引き出し、意外な魅力を発見してあげるのが聞き手の腕の見せどころだ。
  • 要点
    3
    人は自分に対する「関心」がいちばん嬉しい。相手が誰であれ、関心を持って接すると「壁」は自然と取り払われるだろう。
  • 要点
    4
    これからの時代は、「ここだけの話」を聞き出す「聞き倒す技術」が必要だ。

要約

【必読ポイント!】しゃべらない人の「壁」を崩す方法

沈黙を恐れなくてもいい

よく「会話の沈黙が怖い」という声を聞くが、会話に沈黙ができるのは自然なことだ。そもそも、「沈黙を作らないこと」が会話の目的ではないはずである。

著者が沈黙の時間に使う手は、「なるほど〜、そうなんですね」と間を作りながら、目の前の料理やドリンクについて触れることだ。著者はよくラーメン店を取材するが、しゃべらない店主はとても多い。そういった相手と接するときは、まくしたてず、ゆっくりとした会話のペースを保つようにしている。

会話中、何よりも大事なのは相手が「話したい」と思うリズムを作ることだ。話題に困っても焦らず「このコーヒー、あったまりますね〜」などとつなぎ、心地よい空気を作ることを意識しよう。

下手な“よいしょ”はしない
SDI Productions/gettyimages

「円滑なコミュニケーションを取るためには、明るくないといけない」と思い込んでいないだろうか。天性の明るさの持ち主ならいざ知らず、そうでない人には酷である。実際、世で活躍しているインタビュアーや司会者たちすべてが、底抜けに明るいというわけではない。

会話やコミュニケーションは、相手があって成り立つものだ。そのためコミュニケーションの「正解」は、相手に合わせることである。相手の明るさに合わせて自分の明るさレベルを変えていければ、尚よいだろう。

とはいえ、相手から多くの言葉を引き出すために“よいしょ”してしまう人もいるかもしれない。だが著者の経験上、よいしょがいい結果を生むことはない。お世辞であるよいしょは中身がなく、相手にも伝わってしまう。とくに有名な人は褒められ慣れているため、その人の薄っぺらさをすぐに見抜くだろう。

安易に懐に入ろうとするより、「正面からいってもどうせ敵わない人だ」と開き直ってしまおう。等身大の自分でぶつかっていく方がよりよい結果につながるはずだ。

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要約公開日 2024.06.30
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