「やる気が出ない日にエネルギーがわく方法を知りたい」という相談者に対し、著者は休息をとることをすすめている。やる気がでないときに、無理に出す必要はないのだ。
無気力になっているのは、エネルギー不足であり、疲労の蓄積やメンタルの状態がよくないことを体が訴えているということだ。休むことで気力は自然とわいてくる。
やる気が出ないときにおすすめなのは、朝散歩だ。セロトニンが分泌され、心と体が整う。また、何もしない時間を過ごすのも効果的だ。昼に緊張し、夜はのんびり過ごして弛緩する。これを繰り返すことでエネルギーは充電されていく。
一方で、やる気があっても続かないこともある。そんなときの対処法として著者がすすめるのは、始めてから3カ月以内に結果が出ているところを見つけることだ。
実は、人間はひとつのことを3カ月しか続けられないようにできているのだ。目標を決めると、モチベーションの源であるドーパミンの効果で3カ月間はがんばることができる。しかし、結果が出ないとその効果は薄れ、やる気を維持できなくなってしまう。成果を認識すると、次のドーパミンが分泌され、引き続きがんばることができるようになるのだ。
ダイエットなら、3カ月で100gの減量でもかまわない。結果が出ている部分を見つけ、記録するようにしよう。自分の成長を感じられれば、やる気の維持につながるはずだ。
天気が悪い日などは、うつうつとした気分になりがちだ。そんなときは、どうしたら明るい気分になれるのだろうか。
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