ベインキャピタルとは?
3つの投資

PEファンドは、企業に投資して経営陣とともに経営改革を進め、企業価値を高めることを目指す存在である。ベインキャピタルは、自らを「企業価値向上に愚直で真剣に向き合う集団」と位置づける。助言にとどまらず、自ら投資して企業改革を実行することを特徴としている。
一般にPEファンドというと、短期的な利益を重視するイメージがあるかもしれない。しかし、ベインキャピタルは非上場のため、株式市場から運用資産の拡大や短期的な収益を求められにくい。そのため、「自らが関わることで企業価値を高められるか」「日本企業や産業の発展に貢献できるか」を投資判断の軸に据えられる。
日本法人は2006年に設立された。当初は国内ファンドとの共同投資で実績を積み重ね、その後はベルシステム24HD、ドミノ・ピザ ジャパン、すかいらーくHDなどへの投資を通じて、企業価値向上の実績を築いていった。さらには、キオクシアHDへの約2兆円規模の投資を契機に、大企業のカーブアウト(事業切り離し)案件にも数多く携わるようになる。近年は中堅・中小企業向けファンドを設立し、事業承継や創業家支援にも注力中だ。アクティビスト対応を目的とした非上場化の支援も手がけるなど、活動領域を広げている。
本書では、ベインキャピタルの投資を「企業価値向上支援」「カーブアウト」「創業家・アクティビスト対応」の3つに分類する。




















