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本書の要点

  • 幸せは探しに行くのではなく、そばで見つけるものだ。真に人生を充実させるために「朝1分」のルーティンを行うことにより、日々の充実度、達成感、自己肯定感が高まる。

  • 大きな目標を細分化して一つひとつクリアしていくと、挫折を防げる。朝1分のルーティンでは、自分の夢をもう一度確認し、その夢を叶えるために今日できる最小単位のことを決める。

  • 他人とは比較せず、自分のペースで今日やるべきことをコツコツこなすべきだ。朝の1分を使い、一年前の自分と今日の自分を比較して、以前より改善された点を書き出すとよい。

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朝1分のルーティンで幸せを感じる

近所の公園で見つけた幸せ

著者は最近、インドネシアの小さな島へ一人旅をした。滞在している間、夜は島の西側へジョギングするのがお決まりだった。

その時間帯は沈みゆく夕日が筆舌に尽くし難い景色を見せてくれる。その景色に見入りながら、ふと思った。「なんであんなに焦って生きていたの? 夕日を眺めるだけで、こんなにも満ち足りるのに…」

旅行から戻り、余韻に浸る間もなく大量の仕事をこなして、ようやく訪れた週末。お昼を過ぎても起き上がれないほど疲れていたが、横になってばかりいてはだめだと思い、つっかけ姿で自宅前の公園まで出てみた。

陽射しがなんとも気持ちよく、目の前には白い蝶が舞っている。突然、涙がすーっと頬を伝った。インドネシアで夕日を眺めていた時間にも劣らないほど幸せなひと時だった。

幸せは自分のすぐそばで見つけるもの

ml1413/gettyimages

インドネシアで夕焼けを見た時間は、人生において最高の体験だった。とはいえ、自分の幸せをインドネシアに依存することはできない。飛行機で7時間以上かかる場所に幸せがあるなら、年に1回しか幸せになれないからだ。

幸せは探しに行くのではなく、自分のすぐそばで見つけるものだ。ベッドルームにも、シャワーヘッドから滴る水にも、近所の公園で自らの顔に注ぐ陽射しにも、友達の笑顔にも幸せは宿っている。

本書では、毎朝ひとつずつ行えて幸せを感じられる30のルーティンを紹介している。要約ではそのうち4つを取り上げる。

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要約公開日 2025.01.14
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