情報入手だけでない「質問」の力
「質問」の6つの力
相手から質問をされたら、それに回答しようと考えはじめて、答えを探すはずだ。もし小さい頃の嬉しかった思い出を聞かれれば、自然と小さい頃の記憶を遡るだろう。人は質問されると、強制的に思考し、答えるものである。質問のこうした機能を利用すると、次の6つの力を得られる。
1 思いのままに情報を得る
2 人に好かれる
3 人をその気にさせる
4 人を育てる
5 議論に強くなる
6 自分をコントロールする
これらは人生で成功するために必要な力だ。ただし、目的によって質問の仕方が変わるので、あらかじめ目的を明確にしておくことが必要だ。
たとえば、読書に関する質問をするとしよう。まずは「どんな本を読むか?」と聞くだろう。相手から好かれたいのであれば、まずは相手の好きな本を聞く。次に自分も同じであり、趣味が合うことを強調する。あるいは、相手の育成が目的であれば、1年後になりたい自分について聞いてみる。そして、現状とのギャップを意識してもらい、そのためにどんな知識をどんな本から得ていくのかを聞けばいい。まずは目的を明確にしてから、質問を開始しよう。
質問の仕方が相手の答えを決める

質問する際は、もっとも望ましい情報が得られる相手を選ぼう。もしわからないときは、適切な質問相手を知る人に「誰に質問すればよいか」を聞くことで、求める情報に近づくことができる。




















