成長の中に“生”がある
二度の衝撃が教えてくれたこと

2017年に立ち上げたスタートアップ「BUDDICA(バディカ)」が年商100億円に届こうとしていたある日、突然、視界が真っ暗になった。いわゆる燃え尽き症候群である。
著者は高校を中退し、田舎で不良に囲まれて育った。10代は金髪に焼けた肌で、クラブや夜遊びに明け暮れていた。
そんな中、2004年に一度目の“雷”を食らった。ホリエモン旋風である。俺も遊んでいなければ、ああなれたんじゃないのか――そう悔やみ、一念発起してキャリアを歩み始めた。
最初は土建業界。職人たちに怒鳴られ、見下された。
次は不動産業界。朝まで飲む先輩たちを横目に、死に物狂いで数字を積み上げた。
そしてビッグモーター。
どの世界でも結果は残した。だがあの日、真っ黒な深い穴へと一気に落ちた。
そんな中、地元の友人に呼び出され、仕事を忘れて海辺でバーベキューをした。夜が明けるころ、朝焼けの中で友人がぽつりと言った。
「年商100億って言っても優作は昔のままだよな。……でも、優作ってさ、なんでクルマ屋やってんの?」
人生二度目の雷だった。そうだ。父ちゃん母ちゃんに、クルマをもっと楽しんでほしかった。みんなにクルマで幸せになってほしかった。クルマを売る人たち、クルマ業界そのものが、もっと幸せになる姿を見たかった。
100億円は通過点にすぎない。俺はその先に行かなきゃいけないんだ。
成長以外、全て死。ただ呼吸しているだけじゃ、生きているとは言えない。魂を燃やし、変わり続け、超えていく。その歩みの中に、本当の“生”がある。




















