最高のチームをつくる プレイングマネジャーの5つの心得
(1)「自分でやってしまいたい」を捨てる
プレイヤーとして結果を残してきたマネジャーほど、自分ですべてやってしまいたがる。実はこれこそ、「いつも忙しい」「部下が育たない」といった問題の元凶である。プレイングマネジャーの仕事は、部下の力を借りながらチーム全員で成果を出すこと――。まずはこの意識づけをしよう。
(2)任せられるマネジャーは“今”ではなく“1年後”に視点を置いている
部下に任せるのを躊躇し、何でも自分でやってしまうマネジャーは、チームの規模が大きくなったり、仕事が増えたりしたときのリスクを考慮できていない。全部自分で何とかするのではなく、未来に向けて少しずつ部下に仕事を任せ、育成を進めるのが賢いマネジャーである。部下に仕事を引き継ぐと、最初のうちはかえって手間がかかるだろう。だが、それは最初だけだ。その時期を乗り越えれば、あなたの仕事は劇的にラクになる。
(3)ブレない判断基準を持てば、業務量を3割減らせる

部下に仕事を任せるようになると、部下の残業がどんどん増えていく。だからマネジャーは、自分の仕事を任せるとき、仕事量の見直しをしよう。目安は全体の仕事量を3割減らすことだ。仕事量を削減するコツは「基準で決める」こと。その業務をやめたら「顧客満足に悪影響が出る」「従業員満足に悪影響が出る」「コンプライアンス上の問題が発生する」のうち、1つも当てはまらないものは、長年続いていた慣例であってもバッサリやめてしまおう。



















