職場を憂鬱にする上司・同僚・部下
部下に嫉妬する上司

大手企業に就職し、同期社員に先駆けて課長に抜擢された片岡さん(男性30代)は、常に輝かしい営業成績を収めていた。若くして昇進できたのも、部長から目をかけられたためである。
課長昇進後の片岡さんは、新規プロジェクトを立ち上げたり大型契約を勝ち取ったりと、次々に成果を積み上げていった。昇進の後押しをしてくれた部長も、誰より自分の活躍を喜んでくれているはずだと信じていた。
ところが昇進からしばらくした頃、部長が主導していた重要案件から突然外されてしまう。理由を尋ねると、「君も課長になって忙しいだろう」という、腑に落ちない返答しか得られなかった。
その頃から、片岡さんは部長の態度に違和感を覚えはじめた。その違和感を決定づけたのが、月例の営業企画会議での出来事だ。
この会議で片岡さんが新企画を提案した際、真っ先に否定したのが部長だった。反対理由を聞いても、曖昧な言葉が返ってくるばかりだ。
片岡さんが提案を取り下げようとした瞬間、別の上司が「その企画、面白いよ。次回もう少し詳しく聞かせて」と評価を示したため、片岡さんは喜んで「もっと内容を詰めてご相談させてください」と応じた。そのとき、片岡さんを睨みつける部長の視線に気づいてハッとしたという。
このケースでは、部長の態度の背景に嫉妬心がある可能性が高い。片岡さんの活躍を目の当たりにして、「これまで引き立ててやったのに…」という思いを抱えながら嫉妬心を募らせていたのかもしれない。
では、このような「部下への嫉妬を抱く上司」から不当な扱いを受けずに立ち回るにはどうすべきか。



















