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資料作成と会議の「仕事ごっこ」
「仕事ごっこ」が生むムダと歪み
資料作成や会議は、「仕事ごっこ」に陥りやすいビジネス慣習の典型である。
資料作成は、体裁を整えること自体が目的化してしまうと、その過程で不要な作業や過剰な気遣いが発生する。「万が一」に備えるという名目で、過度なデータ収集や手元資料作成といった仕事も生まれがちだ。
会議もまた、出席する時間だけでなく、移動や準備の時間を発生させる。
ところが、組織の規模が大きくなるほど、こうした「ごっこ遊び」は「仕事」として正当化され、だれも疑問を抱かなくなっていく。
さらに問題なのは「資料が紙ベース」「会議の参加者以外には情報が共有されにくい」という状況が、社内の情報格差を生むことだ。その結果、情報を共有するための仕事や、情報を得るための気遣い、さらには社内接待が横行する。なかには、「オレが持っている情報がほしければ、言うとおりにしろ」と、情報量を武器に部下や取引先へマウンティングする上位者が生まれることもあるだろう。

















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