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組織文化とは何か
組織文化に良し悪しはない
組織文化とは何か。カルチャーの語源には「育てる」という意味が含まれる。組織文化は意図的に育てるものであり、時代や環境に応じて変化する現在進行形のものだ。著者は、組織文化を、組織にまつわる「関わり方」の全てだと捉えている。
企業で不祥事が起こると、組織文化の良し悪しに焦点が当たる。組織や上司に対する追従や忖度、内向き志向などがやり玉に挙げられる。だが、実は組織文化に良い悪いはない。それが、パーパス、戦略実現を支援しているかどうか、さらに言えば、社員一人ひとりの違いを活かすものになっているかがカギとなる。
組織文化の多層構造

組織文化は「回転する玉ねぎ(スピニング・オニオン)」になぞらえることができる。芯に当たる部分には「潜在的な価値観」がある。表面に向かって「共有された原則」「儀礼」「ヒーロー」「シンボル」といった要素が一層ずつ覆いかぶさっている。球体が回転すると、中心部よりも表面部のほうが大きく動く。このことを文化に当てはめ、表側の層のほうが目に見えやすく、大きく素早く変化することを表すモデルだ。順に説明していこう。




















