強みについての誤解
「強み」を定義する
「強み」が見つからないのは、あなたに「強みがない」からではない。「強み」という言葉の定義があいまいだからである。
強みと聞くと、「他者から認められる大きな実績」「生まれ持った才能」「ずば抜けて優れたスキル」などを想像するかもしれないが、著者に言わせれば「それだけでは不十分」だ。それらは状況や評価する人に左右されるため、証明や判断が難しい。
本書では強みを、「目的を叶えるために役立つ特徴」と定義する。イメージでいうと「ドラえもんの四次元ポケットから出てくる秘密道具」のようなもの。「どこでもドア」「ビッグライト」「もしもボックス」など、どれもとても便利だが、使う場面を間違えると望まない結果になることもある。「どこでもドア」一択ではなく、「今の目的に最適な道具」を使い分けることが必要なのだ。
「強み」も同じである。目の前の目的を叶えるために最適な“特徴”を、自分の中から取り出して使う。そういった目線で眺めてみると、「こんなものが?」と思うような特徴でも、「強み」になりうることに気づけるだろう。
「誰かの強み」を目指さなくていい

強みを見つけるときにやりがちなのは「他者と比べる」ことである。それもひとつの方法ではあるが、注意が必要だ。「比べ方」を一歩間違ってしまうと、逆に自信を失いかねない。他者と比べる際に避けたいポイントを、2つ紹介しよう。



















