flier_logo
ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから
ゆるまる脳の表紙

ゆるまる脳

タイパ疲れの時代に効く「脳の新習慣」

無料

本書の要点

  • タイパを追うほど、望む人生から遠ざかる。これは、脳内の4つの機能のバランスが乱れていることに起因する。バランスを取り戻すには、脳を適度に休ませて「余白」をつくることが大切だ。

  • 「脳の余白」づくりは、「鎮める」「ぼーっとする」「整える」の順で行う。

  • 最初に行うべきは、スマホを遠ざけて、情報の入力制限をすることだ。

  • 心地よいと感じたことを記す「快日記」をつけると、自分の望む方向性が見えてくる。

  • 脳に負担をかけない環境を整えることで、無理なく目標実現に近づける。

1 / 4

タイパを追求するほど、自分を見失ってしまう理由

情報過多によって起きていること

タイパを追うほど、望む人生からは遠ざかる――。これには、私たちの「脳」のしくみが関わっている。タイパ的な行動が裏目に出やすいのは、脳内で「バランスの乱れ」が起きているからだ。

脳が情報処理するとき、主に4つの機能が使われていると言われる。それぞれをわかりやすく「擬人化」して紹介したい。

(1)扁桃体

不安な情報に気づいて警報を発令する機能。いわば「心配性のおかん」である。

(2)サリエンス・ネットワーク(SN)

人に例えるなら「注意切り替えの交換手」。数多の情報から「何が重要か」を瞬時に判断し、次のアクション(行動するか内省するか)を決める。

(3)セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)

計画・実行・効率化などを担う「行動担当」。「仕事ができるマネージャー」のような存在だ。

(4)デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)

自己理解や他者理解、クリエイティブなことを担う「内省担当」。「自分を紡ぐアーティスト」とも呼べる。

「脳の余白」をつくろう

Jirapong Manustrong/gettyimages

4人の中で最も酷使されているのは、サリエンス・ネットワークである。現代は情報過多で、マッキンゼーによると2010年からの10年間で、世界のデータ量は約20倍に増えたという。五感から入ってくるあらゆる情報を瞬時にチェックするサリエンス・ネットワークは、疲れきっているのである。

サリエンス・ネットワークが疲弊すると判断力が鈍り、すべてのタスクを「重要だ」と認識してしまう。「やらなきゃ」と感じることが増えて、タイパモードに突入。行動担当のセントラル・エグゼクティブ・ネットワークも疲れてしまい、作業効率が落ちる――。

“やるべき作業”に追われた結果、自分の内面と向き合う余裕がなくなり、自分自身を見失ってしまう。情報過多からタイパ重視になり、ひいては人生そのもののタイパを損なうという最悪の結果に至るのだ。

私たちがすべきことは、脳を適度に休ませること、つまり「脳の余白」をつくることである。脳の余白を使って「脳内の4人」のバランスを整え、自分が歩みたい人生を取り戻すのだ。

次章からは、「脳の余白」をつくる方法を順番にお伝えする。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3193/4116文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2026.07.15
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

やらないことを決める技術
やらないことを決める技術
大平信孝
気がかりゼロ
気がかりゼロ
山田智恵
「やること多すぎ世代」の快眠図鑑
「やること多すぎ世代」の快眠図鑑
小林義昭
頭のいい人が身につけている「決断力」
頭のいい人が身につけている「決断力」
深谷百合子
書店に行くとだいたいイイコトが起こる
書店に行くとだいたいイイコトが起こる
杉浦正人
無料
70%で働く
70%で働く
佐野創太
思考のストレッチ
思考のストレッチ
田村正資
静かな時間の使い方
静かな時間の使い方
安斎勇樹

同じカテゴリーの要約

新版 自分の小さな箱から脱出する方法
新版 自分の小さな箱から脱出する方法
アービンジャー・インスティチュート冨永星(訳)
勉強法大全
勉強法大全
星友啓
20代のときに知りたかったお金と幸せの話
20代のときに知りたかったお金と幸せの話
本田健
嫌われおじさん 愛されおじさん
嫌われおじさん 愛されおじさん
佐伯ポインティ
脳を乗っ取る感情(アイツ)からあなたを守る方法
脳を乗っ取る感情(アイツ)からあなたを守る方法
篠原菊紀
三行で撃つ
三行で撃つ
近藤康太郎
新版 空気を読む脳
新版 空気を読む脳
中野信子
新版 空気の教育
新版 空気の教育
外山滋比古
独自性のつくり方
独自性のつくり方
田村正資
ウケる現場のつくり方
ウケる現場のつくり方
サバンナ 八木真澄営業-1グランプリ製作委員会

フライヤーは、著者・出版社の許諾を得たうえで要約を掲載しております。また、選書委員会を設けて今読むべき本を厳選し、ライターが要約を作成しております。詳しくはコンテンツポリシーをご確認ください。