イノベーターの正体
活動せずにはいられない「行動の人」
イノベーションを起こす起業家(イノベーター)とはどのような人物なのか。イノベーション理論で有名なヨーゼフ・シュンペーターは、こう述べている。「起業家は『行動の人』で、『創造的活動の喜び』を持ち、『活動せずにはいられない』」
シュンペーターが特に強調したのは「行動の人」であることだ。イノベーションは異なるアイデアを組み合わせることで生み出されるが、それを普及させ、社会を変革するには「行動」が不可欠だからである。
さらに、数多の艱難辛苦を乗り越えなければならない。画期的な発明品を市場に投入しようにも、そのプロセスでは多くの反対意見にあうだろう。いざ売り出されても既存の競合に敵視され、叩き潰されるかもしれない。シュンペーターは、イノベーターには強靭な精神力も必要だと付け加える。
今から100年以上も前に示されたシュンペーターの起業家像は、21世紀に活躍するイノベーターたちの特徴を驚くほどとらえている。
本書では、イーロン・マスク、スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスなど、世界的イノベーターたちが実践する10の思考法を紹介する。要約ではそこから4つを抜粋し、そのエッセンスをお伝えしたい。
情熱思考
好きこそものの上手なれ

社会を変革する「行動の人」たち。彼らの行動力の源泉はどこにあるのだろうか。
まず、多くのイノベーターたちに共通するのは、「自分が好きなこと」に取り組んでいることだ。自分の内面から湧き上がる情熱に従い、自分が面白い、楽しいと感じることにエネルギーを注ぐ「情熱思考」である。




















