部下 後輩 年下との話し方

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部下 後輩 年下との話し方
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部下 後輩 年下との話し方
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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定価
1,650円(税込)
出版日
2022年05月25日
評点
総合
3.8
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

後輩を前にすると、「悪気なく放った言葉で傷つけてしまったらどうしよう」「注意したつもりがパワハラになってしまったら……」と及び腰になってしまう。かといって、あえて交流を避けるのも問題だ。いったいどうするのが正解なんだろう――。要約者は、このように部下・後輩・年下との話し方に悩む一人だ。

本書はそんな人たちの悩みを解消すべく、部下・後輩・年下の人たちを「ほめる」「注意する」「フォローする」、部下・後輩・年下に「頼む」「謝る」「昔話をする」、食事をする際の「お店を選ぶ」などといった、よくある場面での理想的な対処法を教えてくれる。わかりやすく、かゆいところに手が届く解説に救われる人は多いはずだ。

著者が指摘するように、近年働き方が多様化し、「年上の部下」や「社歴の浅い先輩」も珍しくなくなった。さまざまなキャリアのあり方が登場しているいま、上下関係のあり方もまた変わりつつある。本書の提示する「部下・後輩・年下との話し方」は、新しい時代の必須スキルと言えるだろう。

「上」と「下」の板挟みのような立場を苦しく思うこともある。自分たちは「上」にさんざん気をつかってきたのに、今時の若い人ときたら……とモヤモヤすることもあるかもしれない。だが、価値観は変わっていくものだ。年齢を重ねるたび、年下との付き合いは着実に増えていくのだから、本書を通して価値観の過渡期を乗り越える術を身につけたい。

著者

五百田達成(いおた たつなり)
作家・心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。専門分野は「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績に裏打ちされた、人間関係やコミュニケーションにまつわるアドバイスが好評。
「あさイチ」(NHK)、「スッキリ」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。著者『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』『超雑談力』『不機嫌な妻 無関心な夫』(以上、ディスカヴァー)はシリーズ100万部を超えている。オンラインサロン「おとなの寺子屋~文章教室~」も好評。

本書の要点

  • 要点
    1
    部下・後輩・年下をほめたいときは「仕事がしやすい」が正解だ。「優秀」「使える」は、上から目線のニュアンスが出てしまう。
  • 要点
    2
    忙しそうな部下や後輩を手伝いたいシーンでは、「何かあったら言ってね」ではなく「リサーチでも手伝おうか」などと具体的に提案するのが効果的だ。
  • 要点
    3
    かつての功績を話すときは「みんなのおかげ」と関係者全員を立てよう。話を盛ると「過去の栄光にすがっている残念な人」に見られてしまい、謙遜しすぎると相手を困惑させてしまう。
  • 要点
    4
    「下」の立場の人たちと距離を縮めたいときは、色恋の話題ではなく「推し」の話を振るのがベストだ。

要約

部下・後輩・年下と話すのは難しい

理想は「ちょうどよく気をつかう」
RealPeopleGroup/gettyimages

部下・後輩・年下と話すのは難しい。目上の人には失礼のないように敬語で話せばいいし、同期や同い年とは気楽に話せる。ところが、部下・後輩・年下となると、とたんにうまく話せなくなったり、トラブルになってしまったりすることがあるだろう。

「下」との話し方がうまくいかない人は大きく2つのタイプに分類される。

1つ目は「気をつかいすぎ」タイプだ。普段から相手の反応を気にしている人は、「下」と話すときには「『偉そう』と思われたくない」「ウザがられたくない」「嫌われたくない」などとますます気をつかう。結果として、「どう話せばいいかわからない」「指示がうまく伝わらない」と悩むことになる。

2つ目は「気をつかわなさすぎ」タイプだ。普段から相手の反応を気にしない人は、「下」と話すときにはますます気をつかわない。「どう思われようと気にならない」「優しくしてなめられたくない」「無理して好かれようとは思わない」と、乱暴な言い方や失礼な発言をした結果、ハラスメントや炎上につながることさえある。

必要なのは「ちょうどよく気をつかう」ことだ。威圧的になるでも媚びるでもなく、ひとりのオトナとして「下」に接すること。本書を通して目指すのは「凝り固まった上下関係に縛られない、対等な個人同士のフェアで気持ちのいい信頼関係」である。

基本編

対等な関係で話す

部下や後輩、年下と話すとき、「下っ端なんだから」「先輩が後輩に」などと、「上下関係」を強調する人がいる。「下」が「上」のために動くのは当然、「下」に言って聞かせるのが「上」の役目……。この考え方は“不正解”だ。

上司・部下は、身分の上下ではなく、単なる仕事上の指示系統・役割であると認識しよう。上下関係を意識しすぎず、「失礼なことは言わない」「乱暴な言い方はしない」「当然のように雑用をさせない」といったごく常識的なことに気をつけ、あくまで対等に接するべきだ。

積極的に話しかける

「下」の人とエレベーターで一緒になったときや飲み会で同じテーブルになったとき、相手から話しかけられるのを待っていないだろうか。グイグイと話しかけては相手も緊張するだろうし、「ウザい」「イタい」と思われたくない……そんな気持ちがあるのかもしれない。

だが、その状況に困っているのは「下」も同じだ。このような場面では、経験と余裕がある「上」から積極的に話しかけるようにしたい。

【必読ポイント!】仕事・職場編

「はい!」と元気よく返事をする

部下・後輩・年下から声をかけられて、無愛想に「何?」と返事をするのはNGだ。そのつもりはなくても、相手にプレッシャーをかけてしまう。

返事をするときは、機嫌よく、笑顔での対応を心がけること。「はい!」と元気のいい返事をすれば、気持ちのいいフラットな関係が築けるだろう。

ストレートに注意する

部下・後輩・年下に注意するとき、「嫌われるのではないか」「気まずくなるのを避けたい」という気持ちから、遠回しにさりげなく注意しようとする人がいる。だがこれは逆効果だ。相手は要領を得ない話にうんざりし、あなたを「ネチネチした人」と思うだろう。

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