【必読ポイント!】 「コミュ力が高い」のはどんな人?
意識的に使い分ける「3つのモード」
著者の知人に「話し上手」でありながら「聞き上手」でもある人物がいる。彼に「『話し上手』と『聞き上手』は使い分けている?」と尋ねたところ、「会話には、いくつかのパターンがあり、使い分けは当然」と前置きしたうえで、会話はキャッチボールであり、キャッチボールと同じく、どちらか一方が「手加減すること」が不可欠だと語った。
たとえば、友だちに自分の好きなゲームの話をする場面を考えてみよう。相手がそのゲームをしたことがないなら、相手の知識量を確認しつつ話を展開する必要がある。これが「手加減」だ。「手加減」を怠れば、相手は戸惑うか、話を理解できないまま我慢して聞くしかなくなる。
彼はこの前提を踏まえたうえで、「3つのモード」を意識的に使い分けることが重要だと教えてくれた。
(1)議論モード(意見を言い合うことが目的):自分と相手の話す割合は5対5
(2)共感モード(相手にスッキリしてもらうことが目的):話す割合は自分と相手が2対8
(3)提供モード(情報提供が目的):自分が8話して、相手が2質問する
相手の気持ちを丁寧に確認する

著者が長らく従事していた経営コンサルタントという仕事においては、お客さんとの関係性が極めて重要である。小さい不満も素早く察知して潰すことができなければ、仕事にならない。しかし、大人の怒りはわかりづらいものだ。
その具体例として、あるプロジェクトの初回ミーティングで起きた出来事を紹介する。




















