休むためにも、仕事は余裕をもってていねいに
休むことの罪悪感を手放す
オンライン旅行会社のエクスペディアが毎年行っている「有給休暇の取得調査」によると、日本の有給休暇取得数は世界11カ国・地域のなかで最下位だ。それなのに、同調査によると、日本は休み不足を「感じていない」と回答した人の割合は世界一。日本人は有給休暇の取得率が低いにもかかわらず、「休み不足」と感じている人が少ないことが明らかになっている。
日本人は「自分が休むと、同僚に迷惑がかかる」と有給取得をためらったり、「緊急時のために有給を取っておこう」と有給を温存する人も少なくないようだ。こうした考えは“美徳”ともいえるが、そのために十分な休息を取ることができず、仕事のパフォーマンスを下げてしまえば本末転倒だ。
「下載清風(あさいのせいふう)」という禅語は、荷物をいっぱいに載せて進んでいた船が、港ですべての荷物を下ろし、軽くなって風を受けて出航する様子を表している。必要以上に抱え込んだ「重荷」を手放し、心身をリセットできれば、心に清々しい風が吹く。すると、新たな活力が湧き、仕事のパフォーマンスも高まっていくだろう。
仕事も休みも「禅即行動」

長期間に及ぶ予定や作業が入ったとき、まだ先のことだからと油断して目先の仕事を詰め込んでいると、いつの間にか休む暇がなくなり、過大な疲労を抱えてしまうことがある。先の予定が入ったとき、大切なのは「段取りを決めること」。数ヶ月先の仕事であっても、早めに予定を立て、ゴールを明確にしておけば、いま自分が集中して取り組めることを整理でき、自分のキャパシティを超えて仕事をして疲弊することを防げる。



















