【必読ポイント!】マクドナルドはなぜ成功したのか
デン・フジタの「マクドナルド商法」
著者は昭和46年(1971年)7月20日、銀座三越の1階にマクドナルドのハンバーガー1号店をオープンさせた。
1号店は、開店1周年を迎えて間もなく1日に222万円の売り上げを出し、世界記録を更新した。パンを食べる習慣のない日本で、テレビ広告も出さず、たった1年で世界記録を樹立したのだ。
8ヵ月後、同じ銀座1号店が293万円をたたき出し、記録を更新した。本家アメリカのマクドナルドもこの記録に仰天し、幹部が相ついで視察のために来日した。
世界記録誕生の裏には、さまざまな要因があった。豊かな日本の出現を願って、本書ではデン・フジタによる極秘の「マクドナルド商法」を公開する。
10メートルは10キロメートルと同じだ

マクドナルド商法では、場所の選定を極めて重視する。ほとんどの人は「銀座ならどこでもいい」と考えるが、同じ銀座でも「儲かる場所」とそうでない場所がある。しかも双方は10メートルも離れていないのだ。
著者の会社の社長室は、銀座通り(新橋寄り)のビルの6階にあった。そこに望遠鏡を用意して、銀座通りの人の流れを見ていたところ、人の流れにも法則があることに気づいた。
銀座三越のある1丁目から4丁目までは、新橋に向かって左側の往来の流れが激しく、5丁目から8丁目にかけては、反対に右側のほうが人の流れが多かった。観察の結果、著者は銀座三越への出店を決めた。
「もし銀座三越ではなく、三越から10メートル築地寄りに店舗を構えていたら、200万の売り上げを出せていたかはわからない」と著者は振り返る。商売における10メートルの差は、10キロと同等の違いを生むのである。




















