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人事を学びたい人におすすめの本【2025年最新版】

人事を学びたい人におすすめの本【2025年最新版】

採用・育成・組織づくりまで体系的に学べる良書を厳選

イチオシの本

「人事の仕事をもっと体系的に学びたい」「採用や育成、組織づくりに手応えを感じたい」「経営に貢献できる人事になりたい」「人事としての『キャリアの正解』を知りたい」

この記事では、そうした悩みや関心に応えるべく、採用・人材育成・マネジメント・組織開発・DEI・労務・人事戦略など、幅広いテーマをカバーするおすすめの人事本を厳選して紹介します。

人事担当者はもちろん、マネジメント層や経営に関わる立場の人にも役立つ内容ばかり。人と組織に向き合う力を高め、より良い会社づくりにつなげたいなら、ぜひ参考にしてみてください。

ライター・フライヤー編集部

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「人事とは何か」を考え、学ぶ本

図解 人材マネジメント入門
図解 人材マネジメント入門
図解 人材マネジメント入門
坪谷邦生
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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図解 人材マネジメント入門
図解 人材マネジメント入門
著者
坪谷邦生
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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人事の仕事を基礎から学びたいあなたには、最初の一冊として『図解 人材マネジメント入門』をおすすめします。

本書は、人事担当者、人事マネジャーとして豊富な経験を持つ坪谷邦生さんが、その経験をもとに人材マネジメントの全体像を体系的に学べるようにまとめた一冊。人材マネジメントの全体像が見える仕立てになっているため、わかりやすい本をお供にして、ゼロから丁寧に学びたい人に最適です。

坪谷さんによれば、人材マネジメントは、「人事評価」「報酬」「等級」「リソースフロー」「人材開発」「組織開発」という、お互いに有機的に結びつく6つの要素から構成されています。本書は、これら6つの要素を、見開き完結の図解形式で丁寧に解説しています。

人事の知識を網羅的に習得したい人におすすめしたい、入門書の決定版です。

シン・人事の大研究
シン・人事の大研究
シン・人事の大研究
田中聡,中原淳,『日本の人事部』編集部
ダイヤモンド社
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シン・人事の大研究
シン・人事の大研究
著者
田中聡中原淳『日本の人事部』編集部
出版社
ダイヤモンド社
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『シン・人事の大研究』は、立教大学の田中聡さんと中原淳さん、そして『日本の人事部』編集部が独自の調査を実施し、人事パーソンの「仕事」「学び」「キャリア」の実態を科学的に解明した一冊です。

著者らによれば、現代の人事の仕事は、ルーティン業務から、先行事例のない課題を再定義して解決策を実行する「課題解決型人事」へと高度化しています。この高度化に対応し、人事パーソンとして生き抜くためには、学び続けることが不可欠なのです。

なお、調査の結果、仕事の中で特に成長し、成果を出している「ハイパフォーマー人事」は、その他の人事パーソンに比べて、次の3つの学習行動を実行している割合が高いことがわかったそうです。

・経験学習:挑戦的な仕事に取り組み、内省して能力を高めること

・1on1:上司と高頻度で面談を行い、経験学習の鍵となる「振り返り」を促すこと

・フィードバックシーキング:自ら上司や同僚に仕事のフィードバックを求めること

これからもレベルの高い人事パーソンとして活躍し続けたいなら、ぜひ本書を手に取ってください。マインドとスキルをアップデートしていくための糸口が見つかるはずです。

人事で一番大切なこと
人事で一番大切なこと
人事で一番大切なこと
西尾太
日本実業出版社
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人事で一番大切なこと
人事で一番大切なこと
著者
西尾太
出版社
日本実業出版社
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『人事で一番大切なこと』は、500社以上の制度設計、1万人超の採用・研修に携わってきた西尾太さんが、人事の失敗を最小限に抑え、企業と個人のベクトルを一致させるための「人事の軸(ポリシー)」の明確化とその活用法を解説した一冊。

ほしい人材が採れない、採れたとしてもすぐ辞めてしまう……西尾さんによると、これらの課題の本質的な解決策は、流行の人事施策の導入でもなければ、優秀な人材の確保でもありません。自社の軸となる「人事ポリシー」を明確にし、すべての施策に一貫性を持たせることなのです。

西尾さんによれば、人事ポリシーは、「働く人に対する企業自身の考え方」であり、経営理念、人事制度、人事管理、人材フロー、人材育成の「人事の領域」全体を貫く、ブレない軸となるもの。人事ポリシーに基づく明確な評価軸によって行動を評価することで、社員は気づきを得て成長することができ、他社でも通用する汎用的な力の獲得につながると同時に、「他に行かなくてもここで成長できる」という実感にもつながるといいます。

自社でも人事ポリシーを定めてみたいと思ったら、ぜひ本書を手に取ってみてください。自社の施策の成功確率が上がるだけでなく、従業員のロイヤリティアップも実現できるはずです。

「人事のプロ」はこう動く
「人事のプロ」はこう動く
「人事のプロ」はこう動く
吉田洋介
日本実業出版社
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「人事のプロ」はこう動く
「人事のプロ」はこう動く
著者
吉田洋介
出版社
日本実業出版社
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「人事のプロになりたいけど、何をすればいいのかわからない」……これは、求められる領域が広くなりがちな人事に多い悩みです。この悩みを解決し、「人事のプロ」になるためのロードマップがほしいなら、『「人事のプロ」はこう動く』を読んでみてください。

本書は、ベンチャー企業のCHROを務め、「人事図書館」を設立した吉田洋介さんが「事業を伸ばす人事が考えていること」をまとめた一冊。

吉田さんは本書で、人事のプロの仕事を「人を生かして事をなす」と定義しています。人を生かすとは、一人ひとりの持ち味・個性を発揮しつくすこと。そして事をなすとは、会社に関わる人たちの事業の推進やビジョンの実現を叶えることを指します。

この目的を達成するため、人事には次の4つの役割が期待されます。

・管理エキスパート:労務管理や給与計算など、日々を正確かつ効率的に行う

・従業員チャンピオン:社員のやりがいと働きやすさを高め、離職防止や能力発揮を目指す

・戦略パートナー(HRBP):事業戦略を人・組織側から具体化し、実行をリードする

・変革エージェント:企業文化の刷新など、変革を成功に導くための触媒となる

人事のプロとは、これら4つの役割のうち複数を担う人たちなのです。

あなたも人事のプロを目指したいなら、本書を手に取り、プロの仕事を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。人事のプロの5つのステージや仕事のサイクルなど、これからのキャリアや仕事を考える上で参考になる情報が満載です。

人事こそ最強の経営戦略
人事こそ最強の経営戦略
人事こそ最強の経営戦略
南和気
かんき出版
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人事こそ最強の経営戦略
人事こそ最強の経営戦略
著者
南和気
出版社
かんき出版
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『人事こそ最強の経営戦略』は、SAPジャパンで200社以上のグローバル人事実現を支援してきたスペシャリストである南和気さんが、日本企業が持つ強みと海外企業の強みを掛け合わせ、真に強い組織をつくるための戦略を網羅的に解説した一冊です。

南さんによると、グローバル人事の目的は、事業のグローバル化に伴う「人材の変化」(多様化、需給のグローバル化、流動化)に、人事のやり方を対応させること。ここで重要なのは、海外企業の施策を安易に真似るのではなく、自社の事業戦略に合った人事のやり方を選択することです。

さらに南さんは、グローバル人事への移行に向けて、日本企業の人事が変えるべき3つのポイントを提示しています。

・結果人事から計画人事へ

年次の横並びでリーダーが育つのを待つのではなく、事業戦略に合わせて、若いうちから多様な経験を意図的に積ませる配置計画を立てる

・主観人事から客観人事へ

上司の相性に左右されやすい評価から、明確かつ客観的な共通指標に基づいた評価へと移行する

・密室人事から透明人事へ

人事異動や評価結果、その理由などを社員本人に公開し、決定プロセスを開示することで、透明性を担保する

グローバル競争で勝ち抜くためには、「日本企業の強みを生かしたグローバル人事」による「人づくり」と「組織づくり」が欠かせません。人事戦略を「最強の経営戦略」として機能させたいなら、ぜひ読んでみてください。

採用で会社は決まる──「人を選ぶ力」を鍛える本

人を選ぶ技術
人を選ぶ技術
人を選ぶ技術
小野壮彦
フォレスト出版
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人を選ぶ技術
人を選ぶ技術
著者
小野壮彦
出版社
フォレスト出版
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採用のスキルを磨きたいなら、まず『人を選ぶ技術』をおすすめします。世界最高峰の外資系ヘッドハンティング会社で5,000人超のエグゼクティブを見てきた小野壮彦さんが、そのノウハウを惜しみなく公開した一冊です。

小野さんによれば、短期的なスキルや実績によらず、将来的な活躍の可能性を見抜くには、次の4つの因子が参考になります。

・知的好奇心:新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢

・外向性:変化を恐れず、積極的に周りの人と関わりながら物事を進める能力

・誠実性:自己規律、勤勉さ、責任感

・心理的安全性:自身をさらけ出し、他者との関係性をオープンに築くことで、組織全体の学習を加速させる能力

これらの因子は、面接の場で「コンピテンシー・インタビュー」を行うことで見極められます。コンピテンシー・インタビューでは、過去の経験を深掘りし、「あなたは協調性がありますか?」という抽象的な質問ではなく、「あなたのチームで意見の対立が起こったとき、あなたは具体的に何をしましたか?」と過去の具体的な行動を問うのがポイントです。

さらに本書は、組織に甚大な被害をもたらす「有害な人」を見抜くノウハウも明かしています。よりよい組織づくりのために、優秀な人材を見抜くスキルをつけたいなら、まずおすすめしたい一冊となっています。

採用の新基準
採用の新基準
採用の新基準
秋山真
アスコム
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採用の新基準
採用の新基準
著者
秋山真
出版社
アスコム
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『採用の新基準』は、100社以上の採用支援を行い、1,000名を超える人事・採用担当者と対話を重ねてきた秋山真さんが、新時代の採用基準である「スタイルマッチ」の考え方と実現方法を解説した一冊。

「スタイルマッチ」とは、個人と企業の価値観が一致している状態のこと。これまでの採用のように、求職者を「学歴・スキル・印象」といったスペックで見るのではなく、その人の働き方のベースとなる価値観と、企業の価値観が重なり合うことを確認します。

なお、スタイルマッチをする際には、自社のスタイルを次の4つの視点で言語化するのがポイントです。

・Business(事業のスタイル):その事業をなぜやるのか、何を達成したいのか

・Culture(関係性のスタイル):人と人との関係性、組織の空気感

・Job(仕事のスタイル):仕事の進め方、職種ごとのこだわり・スタンス

・Action(行動のスタイル) :個人の意思決定や働き方

これら4つの視点で自社のスタイルを多面的に言語化することで、競り負けやミスマッチを防ぎ、自社の事業や組織に合う人材を採用できるのです。

その他、「いい採用」を実現する3つのステップなど、採用のプロの知見が詰まった本書。人材獲得競争がさらに激化する時代の採用を理解し、自社の採用プロセスを改善するための一冊となること間違いなしです。

人事ガチャの秘密
人事ガチャの秘密
人事ガチャの秘密
藤井薫
中央公論新社
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人事ガチャの秘密
人事ガチャの秘密
著者
藤井薫
出版社
中央公論新社
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従業員にとって、人事異動はどのように見えているのか――その問いに対して一つの視点を提示してくれるのが『人事ガチャの秘密』です。

本書は、パーソル総合研究所の上席主任研究員である藤井薫さんが、人事異動のブラックボックス化された実態を、豊富な調査データとヒアリングに基づいて解明した一冊。多くのビジネスパーソンが抱く「誰が自分の人事異動を決めているのか?」という疑問に対し、答えをわかりやすく提示しています。

本書では、異動のキーパーソンは直属の上司であることや、人事の目が届きにくい「ミドルパフォーマー」の存在と生存戦略について語られています。従業員サイドから見た「人事異動」という制度についての理解が深まり、打ち手を考えるヒントになるでしょう。

なぜ若手は育たないのか──育成とキャリアの再設計に役立つ本

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
古屋星斗
日本経済新聞出版
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なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
著者
古屋星斗
出版社
日本経済新聞出版
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「いくら心を砕いても、突然『転職します』と言ってくる」――そんな現代の若手育成の難しさに悩む人事担当者にぜひ手に取ってほしいのが、リクルートワークス研究所主任研究員である古屋星斗さんによる『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか』です。

若手が成長し活躍できる新しい時代の職場に必要な要素として、本書は「心理的安全性」に加え、「キャリア安全性」に注目します。

キャリア安全性とは、「このまま所属する会社の仕事をしていても成長できないと感じる」「自分は別の会社や部署で通用しなくなるのではないかと感じる」「学生時代の友人・知人と比べて、差をつけられているように感じる」といった不安をその職場でどの程度払拭できるかということ。言い換えれば、「その職場で働き続けた場合に、自分がキャリアの選択権を保持し続けられるという認識」や「今後どんな職業生活上のアクシデントが生起しても安定的に職業生活を営んでいける、という気持ち」がその職場の仕事でどの程度高まるかでもあります。

本書には、若手の「キャリア安全性」を高め、キャリア不安を解消して、優秀な人材の離職を防ぐためのヒントが満載です。若手の人材育成に興味がある人事担当者は、ぜひ読んでみてください。

会社はあなたを育ててくれない
会社はあなたを育ててくれない
会社はあなたを育ててくれない
古屋星斗
大和書房
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会社はあなたを育ててくれない
会社はあなたを育ててくれない
著者
古屋星斗
出版社
大和書房
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若手社員の価値観を知り、人事施策に生かしたいなら、同じく古屋星斗さんによる『会社はあなたを育ててくれない』をおすすめします。

本書は、社会人2,000人以上を対象とした調査データに基づき、若手社員が抱える不安の正体と、彼らが自律的なキャリアを構築するための具体的な道筋を提示する一冊。

本書によれば、若手社員の最大の悩みは、「キャリアの可能性」が狭まることへの不安です。これは、組織内でのキャリア停滞、すなわち「同じ経験の反復」による「マンネリ化」から生じます。要するに、マンネリを放置することは、若手社員の成長意欲の低下を招き、最終的には離職につながるということ。人事施策を通して、「マンネリ化」を防ぎ、新しい成長機会を組織的に提供する必要があるのです。

本書で古屋さんは、若手が自律的にキャリアを築くために「寄り道」と「近道」という2つのアプローチを組み合わせる「働き方のデザイン」を提唱し、その実現のための4つのステップを示します。若手の実態を知り、施策を設計し直したいなら、本書を熟読することをおすすめします。

「“管理職がつらい時代”のマネジメントをどう変えるか」を考える本

罰ゲーム化する管理職
罰ゲーム化する管理職
罰ゲーム化する管理職
小林祐児
集英社インターナショナル
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罰ゲーム化する管理職
罰ゲーム化する管理職
著者
小林祐児
出版社
集英社インターナショナル
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「管理職にしたい人材がいない」という課題を抱えている組織の人事には、パーソル総合研究所上席主任研究員である小林祐児さんによる『罰ゲーム化する管理職』をおすすめします。

本書は、豊富なデータと現場の声によって、日本企業の現場に起こっている悲劇をリアルに描き、「バグだらけの職場の修正法」を科学的な視点から提示した一冊。

小林さんによると、人事部門や経営者が陥りがちな罠は「管理職の負荷が高いのは、管理職自身のマネジメント・スキルが足りないからだ」という「筋トレ発想」です。この発想があるために、どんどん管理職研修やトレーニングを増やした結果、かえって管理職の負担を増やし、昇進のハードルを上げてしまうという逆効果を生んでいるのです。

本書では、いま起こっている「罰ゲーム化」を修正するための4つのアプローチが提示されています。

・フォロワーシップ・アプローチ:管理職へのトレーニングではなく、メンバー層へのトレーニングを増やす

・ワークシェアリング・アプローチ:管理職の役割を変更したり共有したりすることで、全体の業務量を調整する

・ネットワーク・アプローチ:管理職同士の横(水平型)、縦(垂直型)、さらには社外(越境型)のネットワークを構築し、管理職が孤独に戦わず、社内に相談し合える相手がいる状態をつくる

・キャリア・アプローチ:会社の昇進構造そのものを変更する

自社のあり方に危機感を抱いている人事担当者が読めば、制度改善のためのヒントが得られるでしょう。

静かな退職という働き方
静かな退職という働き方
静かな退職という働き方
海老原嗣生
PHP研究所
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静かな退職という働き方
静かな退職という働き方
著者
海老原嗣生
出版社
PHP研究所
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近年話題となっている「静かな退職」という言葉。人事担当者として、その実態について理解を深めたいなら、雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんによる『静かな退職という働き方』をおすすめします。

「静かな退職(Quiet Quitting)」とは、アメリカ発のムーブメント。「言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしない」「急ぎの仕事が発生しても残業はしない」といった、最低限の業務遂行にとどめる働き方を指します。

一般的にネガティブな文脈で使われることの多い「静かな退職」という言葉ですが、海老原さんは、「静かな退職」こそ、日本の多くの人にとって最適な働き方であると提起します。

自社の従業員の「静かな退職」を防ぐにはどうすればいいのか――。そのような問いを抱いている人事担当者にとって、気づきの多い一冊です。

「働きたい会社」の作り方がわかる本

1300万件のクチコミでわかった超優良企業
1300万件のクチコミでわかった超優良企業
1300万件のクチコミでわかった超優良企業
大澤陽樹
東洋経済新報社
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1300万件のクチコミでわかった超優良企業
1300万件のクチコミでわかった超優良企業
著者
大澤陽樹
出版社
東洋経済新報社
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ビジネスパーソンがどのような観点から企業選びをするのか、従業員から「優良企業」と評価される企業はどのようなものなのかが知りたいなら、『1300万件のクチコミでわかった超優良企業』をおすすめします。国内最大級の転職・就職プラットフォーム「OpenWork」の代表である大澤陽樹さんが、1300万件を超える社員・元社員のクチコミを分析し、「真の優良企業」の構造と特徴を明らかにした一冊です。

本書によると、OpenWorkの8つの評価項目(「待遇面の満足度」「社員の士気」「20代成長環境」「人事評価の適正感」など)をもとに算出した「総合評価」ランキングでは、グーグル合同会社が1位に輝きました。

トップ10企業に共通するのは、すべての評価項目でスコアが高い、働きがいも働きやすさも優れた「オールラウンド型」であること。一方、上位40位以内では、いくつかの観点で評価が飛び抜けて高い「スパイク型」の企業も目立ちました。

本書では、クチコミを項目別・年代別でも分析しています。転職希望者に選ばれ、従業員が長く定着する企業をつくりたい人事担当者にとって、非常に参考になる一冊だといえるでしょう。

こんな会社で働きたい DEI編
こんな会社で働きたい DEI編
こんな会社で働きたい DEI編
クロスメディアHR総合研究所
クロスメディア・パブリッシング
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こんな会社で働きたい DEI編
こんな会社で働きたい DEI編
著者
クロスメディアHR総合研究所
出版社
クロスメディア・パブリッシング
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DEIに本気で取り組むために、他社の事例を知りたい……そんな人事担当者に一読を勧めたいのが、クロスメディアHR総合研究所著の『こんな会社で働きたい DEI編』です。

本書では、DEIに取り組む先進企業の事例が紹介されています。たとえば野村グループのDEI推進は、グループCEOをはじめとする経営陣が強いコミットメントを示す「トップダウン」と、社員が自主的に運営する「DEI社員ネットワーク」を中心とする「ボトムアップ」の両輪で進められています。

そして、DEI推進の鍵となるのが、すべての社員がそれを「ジブンゴト」として捉える仕組みです。同社では、2024年度から、全世界の全役職員の人事評価項目にDEIへの関与度を反映させています。特にマネジャーに対しては、多様性を活かしたチームづくり・女性社員の成長支援・男性社員の育児休業取得推進について、具体的な行動が求められます。

DEIを単なるスローガンではなく、日々の業務と評価に直結する重要な経営アクションとして位置付けている企業の事例を読めば、「自社で具体的にどう手をつけていいかわからない」という悩みに対する解が得られるでしょう。

人事が避けて通れない「職場トラブル」との向き合い方を学べる本

職場問題ハラスメントのトリセツ
職場問題ハラスメントのトリセツ
職場問題ハラスメントのトリセツ
村井真子
アルク
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職場問題ハラスメントのトリセツ
職場問題ハラスメントのトリセツ
著者
村井真子
出版社
アルク
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ハラスメント対策について学びたい人事担当者には、『職場問題ハラスメントのトリセツ』をおすすめします。

本書は、社会保険労務士である村井真子さんが、職場ハラスメントの種類、定義、判断基準を明確にし、豊富な実例をもとに「どこからがハラスメントか」と、適切な対処法を解説した一冊。

村井さんによれば、ハラスメントが起きやすく、事態が悪化しやすい職場には4つの特徴があります。

・不公平な職場:合理的でない人事異動や不透明な評価基準によって、昇格や降格が行われる

・プライベートを犠牲にさせる職場:社内行事が事実上強制で、参加しない人が不当な評価を受けやすい

・バランスの悪い職場:属性の多様性が乏しい

・本音を話せない職場:同僚や上司・部下とのコミュニケーションが少なく、腹を割って話せない

このほかにも、相談を受けた際の判断基準と対処法もまとめられており、人事担当者には必須の知識ばかり。転ばぬ先の杖として、今すぐ手に取ってほしい必読書です。

職場問題グレーゾーンのトリセツ
職場問題グレーゾーンのトリセツ
職場問題グレーゾーンのトリセツ
村井真子
アルク
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職場問題グレーゾーンのトリセツ
職場問題グレーゾーンのトリセツ
著者
村井真子
出版社
アルク
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同じく村井真子さんの著書で、人事におすすめしたいのは『職場問題グレーゾーンのトリセツ』。職場で発生しがちな75の疑問・相談に対し、労働法規や判例に基づいた明快な答えを提供する一冊です。

育児休業と有給休暇、有給休暇と時季指定権、労働時間と懲戒、残業拒否と懲戒、SNS投稿と情報漏えい……人事担当者にとっては当たり前でも、専門外の従業員にとってはそうでない知識が多いことに、きっと驚かされるでしょう。従業員との知識ギャップを把握するためだけでなく、従業員にわかりやすく説明したいときのお手本としても読んでおきたい一冊です。

LGBTとハラスメント
LGBTとハラスメント
LGBTとハラスメント
神谷悠一,松岡宗嗣
集英社
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LGBTとハラスメント
LGBTとハラスメント
著者
神谷悠一松岡宗嗣
出版社
集英社
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『LGBTとハラスメント』は、セクシュアルマイノリティに関する基本的な知識から、職場で起きがちなハラスメントの実例、そして「SOGIハラ」や「アウティング」に対する具体的な対策までを網羅した、すべての社会人にとって必読の一冊。約100のLGBT関連団体から構成される全国組織、通称「LGBT法連合会」事務局長である神谷悠一さんと、政策や法制度などのLGBT関連情報を発信する一般社団法人fair代表理事である松岡宗嗣さんによる共著です。

神谷さんと松岡さんによれば、LGBTという言葉自体の認知は広がりつつあるものの、正しい認識が十分になされているとはいえません。悪意のない差別や偏見、性的指向・性自認に対するハラスメントであるSOGIハラや、他人の性自認・性的指向など機微な個人情報を本人の同意なく暴露するアウティングがまだまだ見られます。

「SOGIハラという言葉を初めて聞いた」という人はもちろん、「一通り学んだけれど、自分がどう関わっていけばいいのか自信がない」という人にも、必ず手に取ってほしい一冊です。自身の知識をアップデートするのはもちろん、ハラスメントを未然に防ぐための社内規定を考える上でも、一読を強くおすすめします。

図解 労務入門
図解 労務入門
図解 労務入門
坪谷邦生,岩田佑介,古茶宏志
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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図解 労務入門
図解 労務入門
著者
坪谷邦生岩田佑介古茶宏志
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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労務の知識を体系的に習得したい人には『図解 労務入門』がおすすめ。『図解 人材マネジメント入門』の著者でもある坪谷邦生さんに加え、特定社会保険労務士の資格を有する岩田佑介さんと、社会福祉法人で人事労務責任者を務めた古茶宏志さんが、労務の基本から発展的な知識までを、図解を交えてわかりやすくまとめています。

本書では、労務を「ルール」「労働時間と対価」「生活と健康」「雇用」「労使関係」「労務体制」という6つの要素に分け、それぞれに紐づく知識を丁寧に解説しています。図解と見開き形式で楽しく学べるため、ベテラン労務担当者はもちろん、新入社員の教科書として採用するのもおすすめです。

現場はこう変えた──企業事例の本で学ぶ人事改革

ベンチャー人事のすごい仕組み
ベンチャー人事のすごい仕組み
ベンチャー人事のすごい仕組み
村上亮
PHP研究所
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ベンチャー人事のすごい仕組み
ベンチャー人事のすごい仕組み
著者
村上亮
出版社
PHP研究所
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人事の仕組みを考え直したいベンチャー人事のあなたには、『ベンチャー人事のすごい仕組み』がおすすめです。

著者の村上亮さんは、300社以上の人事制度の構築に関わり、コンサルティングした14社すべてをIPOに導いている、カリスマ人事コンサルタント。本書では、そんな村上さんの知見が惜しみなく公開されています。

まず注目したいのは、成長を止める「9つの病」。ベンチャー企業がかかりやすい「成長が止まる病」として、村上さんは次の9つの病を提示しています。

・「パッケージ中毒」症候群:流行の人事制度を安易にとり入れてしまう

・「ガラケー体質」症候群:会社が大きくなっても、昔のやり方を手放せない

・「見栄っぱり」症候群:背伸びするあまり、結果的に経営を圧迫する

・「カリスマ暴走」症候群:理想を優先して、従業員の特性を活かさない

・「制度ミスマッチ」症候群:ビジネスモデルや組織フェーズが合っていない

・「マニュアル過信」症候群:細かく決めすぎて、柔軟性が失われている

・「制度これで満足」症候群:つくったことに満足して実際には使われない

・「サンクチュアリ化」症候群:この制度さえあれば課題は解決と考えてしまう

・「評価ロンダリング」症候群:評価や等級が給与調整の言い訳になる

おそらく、1つも当てはまらないベンチャー企業はほとんどないのではないでしょうか。

本書は、採用や定着、組織開発など、あらゆる組織課題を解決するヒントをくれます。企業のフェーズを問わず、さまざまな課題を「仕組み」で解決したい人事に一読を勧めたい一冊です。

カゴメの人事改革
カゴメの人事改革
カゴメの人事改革
有沢正人,石山恒貴
中央経済社
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カゴメの人事改革
カゴメの人事改革
著者
有沢正人石山恒貴
出版社
中央経済社
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『カゴメの人事改革』は、カゴメCHOとして人事改革を推進した有沢正人さんと、人事実務と学術的知見を持つ石山恒貴さんの著書。カゴメが実現した「戦略人事」(競争優位を構築すること)と「サステナブル人事」(地球環境と多様なステークホルダーへの貢献)の高度な両立についてまとめた一冊です。

本書では、戦略人事実現のための施策を「グローバル人事制度の導入」、サステナブル人事実現のための施策を「働き方改革と暮らし方改革のマッチング」をキーワードに紹介しています。

おそらく人事であれば、戦略人事とサステナブル人事の両立がいかに困難なものであるか、容易に想像できるでしょう。カゴメはいかにこの二者を両立させたのか。本書を読めば、人事としての視座が一段高まるはずです。

まとめ

「どんな本を選んでいいかわからない」「本を読む時間が取れない」「効率よくたくさんの本を読んで知識を得たい」という方は、1冊10分で読める本の要約サービス「flier(フライヤー)」を活用し、スキマ時間にインプットしてみてはいかがでしょうか。

話題の新刊から定番の名著まで、編集部が厳選したおすすめ本の要約を、ぜひチェックしてみてください。

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公開日:2025/12/20