しんどい仕事をしているはずなのに、なぜかいつも楽しそうにしている人がいる。あの人はいつもまわりから助けられ、チャンスをつかんで成果を出している。
こんなふうに、自分らしく楽しく働いているような人たちをうらやましく思ったことはないだろうか。こうした人たちは、仕事でストレスがあっても「自分らしくいられる考え方」を身につけて乗り越えている。その結果として、成果や肩書きを手にしているのだ。
著者はかつて絵に描いたようなバリキャリ系のワーキングマザー路線を歩んでいた。だが、これからというときに自己免疫系疾患にかかってしまった。ストレスが関わる可能性がある原因不明の難病だ。このときの著者が陥っていたのが、まさに「ストレス思考」だった。
「ストレス思考」を手放し、自分軸で働くためには、思考のアップデートが必要だった。それは、「湧き上がった気持ちに気づき、認めること(自己肯定感)」と、「うまくいく方法を探すこと(メタ認知力)」の2つである。これらの力が身につくと、人間関係のストレスやキャリアの不安がスッと消えていくはずだ。本書では、毎日の生活で2つの力をバランスよく育てるルーティンを紹介していく。
人はどんなときに自分らしさを感じられるのか。
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