先進国を襲う「長寿化」の影響
いつまで働き続ければいいのか?

長寿化によってある災厄が訪れた。それが「死ぬまで、永遠に働き続けなければならない」ということだ。『LIFE SHIFT』では、1998年生まれの人は収入の25%を40年以上貯蓄し続けてようやく65歳で退職できると試算されている。平均的な貯蓄率の2〜3倍の25%は、ほとんどの人にとっては到達不能。つまり、死ぬまで働かざるをえない状況に陥るということになる。
もし何の戦略もなかったら、「お金」「自由」「やりがい」の狭間で、出口の見えない労働人生を過ごすことになってしまう。人生は時間そのものだ。永遠の労働から脱出し、自分の時間を取り戻すには、「お金にまつわる5つの力」を育てることが重要だ。
「貯める・増やす・稼ぐ・使う・守る」という力をバランスよく育てれば、「平均的な人」でも一歩ずつ自由な生活に近づいていける。本書が目指す「経済的自由」とは、「生活費<資産所得」という状態、つまり働かなくても生活できる状態だ。生活費を下げて、資産所得を増やすほど、労働で稼ぐ必要はなくなり、働くか働かないかの選択も自由になっていく。
お金にまつわる5つの力がない人にとって、「長寿化」は厳しい労働を一生続ける「呪い」になりうるが、お金にまつわる5つの力がある人にとっては、便利で快適な生活を長く楽しめる「福音」だ。本書で、お金について楽しく学んでいこう。
【必読ポイント!】 お金を《貯める》
スマホは格安SIMに変えよう
「貯める力」は自分のやる気だけですぐに成果が出せる方法だ。生活の満足度を下げずに、お金を貯めるには、固定費を見直すことが重要だ。「6万円の買い物」と聞くと「高い!」と感じても、「月5000円の固定費」には無頓着な人が多い。月5000円の固定費の年間支出は6万円。これが一度削減できれば、節約の効果はとても大きい。




















