「天下一品」の商品力
7割以上が注文する「こってり」
「天下一品」は1971年、京都の屋台から始まったラーメンチェーンである。
「天下一品」といえば、やはり「こってりラーメン」だろう。店舗差はあるものの、来店客のおよそ70〜80%がこってりを注文するという。
そのスープの製法は一切公開されていない。過去の文献や創業者・木村勉会長のインタビューをたどっても、鶏がらをベースにニンジンとタマネギを使用していること以外、詳細は伏せられたままである。社内でもレシピを把握しているのはわずか数人だそうだ。
お客さんの声と向き合う真摯な姿勢

本部やスーパーバイザーは日々エゴサーチを行い、お客さんの意見を細かくチェックして、お店づくりに反映している。
クレームについては、具体的な店舗名が判明すれば迅速に対応する。直営店であれば即座に対応し、フランチャイズ店の場合はオーナーに事実確認を行って、必要に応じてオペレーションの見直しを求める。
ラーメンの写真が添えられた投稿も重要な判断材料だ。盛りつけの乱れなどが確認されれば、ただちに店舗へ連絡を入れる。その後の改善状況も、各地域を担当するスーパーバイザーやマネージャーが継続的に確認するしくみだ。
多くのファンを抱えているからこそ多様な声が寄せられるが、可能な限り1件1件向き合っている。これらの声に真摯に対応し続けることは、決して容易なことではない。




















