「辞めない理由」が組織を変える
見過ごされる「辞めない理由」
転職が一般的になった今、若手が「なぜこの会社で働き続けるのか」を考える機会は増えている。リクルートワークス研究所の「若手社会人の在職理由定量調査」(2025年)でも、84.9%の若手が辞めない理由を持っていたが、それを上司や人事に伝えている人は18.9%にとどまった。一方で、退職者の75.6%は退職理由を伝えている。つまり、組織では「辞める理由」は聞いても、「辞めない理由」を聞く文化が十分に根付いていないことがわかる。
調査によれば、辞めない理由としては、「会社が安定しているから」が最も多い。そこに仕事のやりがいや成長機会、人間関係など、自社ならではの価値が加わることで、働き続ける理由が形成されていた。
さらに、「辞めない理由」を上司や人事と共有している若手ほど、仕事への満足度やエンゲージメントが高く、長く働きたいという意向も強かった。退職後も再入社やアルムナイ活動、知人への入社推薦に前向きで、組織との良好な関係を維持しやすい傾向がある。
「辞めない理由」を育てる組織へ

このように社会が変化していくなかで、以下のような施策が求められるようになるだろう。



















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