タスクマネジメントとは何か
現代の日常はマルチタスク

私たちの日常は「マルチタスク」状態だ。仕事に関するタスクや家庭内のタスクなど、常に多岐にわたるタスクを抱えているのが現代人のデフォルトだ。
さまざまなタスク処理を効率化する方法の1つに「ToDoリストの作成」がある。ここで皆さんにも一度付箋やスマホのメモ帳などにToDoリストの作成してみてもらいたい。まずは「1ヶ月以内にやるべきこと」のリストを書いてみよう。仕事や勉強に限らず、娯楽やイベント参加、ルーティンワークなどの些細な予定もここに入れてみよう。
ToDoリストができたら、どのタスクから取り組もうかと考えてみる。すると、その判断や決定の基準が複数の要因によって左右されていることに気づくはずだ。締め切り、タスクの性質、そのタスクが好きかどうかや、そのタスクの遅れが周囲の人に与える影響など、さまざまな要因が関連し合い、優先されるべきタスクが決められ、タスクマネジメントの処理や遂行に影響を与える。
タスクマネジメントの失敗を生み出す原因の1つが先延ばしだ。先延ばしは忌み嫌われる一方で、タスクを早めにこなす前倒しは素晴らしいことのように思える。しかし、これはそう単純な話ではない。先延ばしにも前倒しにも、長所と短所がある。「先延ばし派」と「前倒し派」の特徴を探りながら、両者のバランスを意識した効率的なマネジメントの方法を考えてみよう。
先延ばしとセルフコントロール
私たちはなぜ先延ばしをしてしまうのか
1984年に、バーモント大学のソロモンらは、学生への調査をもとに先延ばしの実態とその理由を明らかにしている。この調査では、成績に影響を与える重要な課題でも、先延ばしをする学生は少なくないこと、学生自身が先延ばしを大きな問題だと捉えていないことが明らかになっている。
先延ばしの主要な理由は、「失敗への恐れ」と「課題の回避」の2つであった。課題に対する自信のなさや、完璧にこなさなければならないというプレッシャーから、課題を先延ばししてしまう。これは、先延ばしの原因は自分の内側にあるという考え方だ。




















