自己肯定感を得るためには、自分について理解する必要がある。そのために有効な手段として、著者は「自分自身にインタビューする」ことを挙げる。例えば、なにをしているときに喜びを感じるか、どんなことで落ち込んだりイライラしたりするか。こうした項目について自分自身に問うてみる。これは、客観的に自分を見つめるトレーニングになる。
著者自身も20代の頃、自分というものがわからなかったため、人の価値観に振り回され、心が疲れてしまうことも多かった。「私はどんな人間なのか」を問いかけることは、等身大の自分を理解することになる。この作業は一度で終わりというわけではない。自分は常に変化し続ける。感情に振り回されたときは、自分とのディスカッションを通じて、その理由を深掘りするとよい。
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