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頭のいい人は「答え方」で得をするの表紙

頭のいい人は「答え方」で得をする


本書の要点

  • 具体的な質問には抽象的に答え、抽象的な質問には具体的に答えよう。具体→抽象、抽象→具体というやり取りができれば、相手に「カンがいい」と思わせることができる。

  • 部下から「辞めたい」と言われたときには、オープンクエスチョンで「何かあったの?」と返し、相手にしゃべらせるとよい。その上で、相手のいいところを具体的に褒めるのが効果的だ。

  • 「善意の人」からしつこく誘われたり提案されたりしたときは、「できません」「無理です」「可能性はゼロです」などとはっきり断るべきだ。決してはぐらかしてはならない。

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【必読ポイント!】 バカと思われる答え方、思われない答え方

小学生レベルの感想を答える人

jacoblund/gettyimages

質問に対して、幼稚な感想しか言えない人がいる。仕事で講演会に行ったとして、上司から「講演会はどうだった?」と問われたときに、「おもしろかったです」としか答えられないような人だ。

上司からの「どうだった?」は、「きちんと報告しなさい」という意味だ。「講演会で何を発見したのか」という具体的な情報を求めている。

そんなときはまず、ひと言で話の方向性を伝えよう。ポイントは、知的な表現を選ぶことだ。「盛り上がりました」という言葉を「盛況でした」と言い換えてみると、幼稚な印象が消える。「首尾よくまとまりました」「盤石です」「ご立腹です」も便利なフレーズだ。

最初のひと言は、新聞記事の大見出しのようなものと考えればよい。「五輪開幕」「首脳会談成功」「ロケット打ち上げ延期」など、新聞記事は必ず内容がひと目でわかるキャッチーなフレーズではじまる。この大見出しがあるから、読者はできごとを予測しながら記事を読んでいけるのだ。口頭での報告も同様である。

話の方向性を簡単にまとめたら、自分なりの要約を続ける。「A社のパーティはどうだった?」「盛況でした。著名なゲストのトークコーナーもあり、例のM&Aの裏話も聞けました」といった具合だ。

主観だけでは幼稚だが、いきなり詳細な報告をはじめると、相手は話の先が見えずに戸惑う。「話の方向性を示す」+「ポイントを絞ってコンパクトにまとめる」の流れにすると、スマートかつわかりやすい報告になるはずだ。

一問一答で会話が続かない人

会話を広げるのが苦手な人は、相手の質問に対し、正しい情報を端的に伝えるのがベストだと思い込んでいる。たとえば次のようなやり取りだ。

「昨日の会議、結局どれくらいかかった?」

「フツーにいつも通りでした」

「そう。じゃあ、1時間くらい?」

「そうです」

「でも例の案件はまた解決しなかったんでしょう?」

「しませんでした」

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要約公開日 2023.12.19
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