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会社は「本」で強くなる

マネーフォワード 全社で取り組む「読書経営」


本書の要点

  • マネーフォワードの急成長を支えているのは、経営陣から社員まで浸透した「読書文化」である。読書を個人の教養にとどめず、「問いを持ち、本を読み、実践し、対話する」ための手段として位置づけ、本を軸とした学びを制度化している。

  • 辻庸介グループCEOは組織の成長段階に応じて読む本を選び、経営の意思決定や文化づくりに反映させてきた。

  • マネーフォワードでは、本を用いた公式研修に加え、社員による自主的な読書会も活発に行われ、部署を越えた知の交流が生まれている。

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【必読ポイント!】 マネーフォワードの急成長の秘密

組織全体に浸透する「読書文化」

west/gettyimages

クラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド」や家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を軸に、金融領域を横断しながら拡大を続けてきたマネーフォワード。2012年の創業からわずか13年ながら、2024年11月期の売上高は約404億円(前年比33%増)に到達し、社員数は約2900人、リリースしたサービスは60超、連結子会社数は22社へと拡大している。

こうした急成長の根底にあるのが、創業者である辻庸介グループCEOを含む経営陣、そして社員全体に共有されている「読書」の文化である。

同社における読書は、個人の教養や自己啓発にとどまらない。「問いを持ち、本を読み、実践し、対話する」という営みを通じて、個人と組織がともに成長していくための実践的なインプットとして機能している。

「読書文化」の背景にあるのが、社内コミュニケーションツールでの交流や経営合宿、そしてマネジメント研修である。例えばSlack上では「この本、めっちゃよかったです!」といった投稿に対し、即座に複数の返信が付く。「自分もその一節が印象的だった」「そのテーマなら〇〇という本もおすすめ」と、各自の読書体験が持ち寄られる。

その文化の中心にあるのが、トップである辻自身の姿勢だ。辻はSlack上でも読んだ本や心に響いた一節を共有する。「この本、久しぶりに読み返して刺さった」「今のフェーズで読むと見える景色が違った」――その言葉に社員が反応することで、読書文化が深まっていくのだ。

本を使った社内研修

社内研修においても、読書は積極的に活用されている。そのうちの一つ、本部長クラスのマネジメント層を対象とする「読書セッション」は、経営課題に関連する書籍を読み込み、自らの行動へどのように活かすかを内省する構成だ。

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要約公開日 2025.12.11
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