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本書の要点

  • 原始人類の睡眠は断片的で、睡眠時間も8時間よりずっと短かったと考えられている。現代人も、夜中に目覚めてしまい、8時間連続して眠り続けられないほうがむしろ自然である。「8時間連続して眠らなければならない」という思い込みが、夜中の覚醒への不安を生み、不眠の原因になっている可能性がある。

  • 光は、睡眠の質や体内時計の働きに大きく影響する重要な要因である。睡眠の質を保つためには、日中はできるだけ明るい光を浴び、夕方以降は照明を落として過ごすことが望ましい。

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原始人類の睡眠

原始人類はどのように眠っていたか

原始人類の睡眠を直接調べることはできないが、現代の狩猟採集民であるタンザニアのハヅァ族の生活から推測することは可能だ。

原始人類は当初、肉食獣から身を守るために樹上で眠っていた。睡眠中に突然身体がビクッとなって目が覚めるのは、樹上で眠っている間に落下を防ごうとしていた頃のなごりかもしれない。

その後、火を使うようになると、焚き火で肉食獣を遠ざけられるようになり、人類は地上で眠るようになった。不安定な樹上よりも、地上のほうが深く持続した睡眠をとりやすかっただろう。こうした睡眠の改善は脳にもよい影響を与え、人類の認知能力の発達を後押しした可能性がある。

集団で眠ることが身を守った

WLDavies/gettyimages

夜の原始人類は肉食獣の標的になりえたため、睡眠のあり方もその危険に強く影響されていたはずだ。

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要約公開日 2026.04.21
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