最強知名度のつくり方

売上98%減からのV字逆転を実現した必勝術
未読
日本語
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最強知名度のつくり方
出版社
定価
1,650円(税込)
出版日
2022年07月14日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

「にしたんクリニック」をご存知だろうか。「名前は知っているけれど、業務内容は知らない」と答えた人は、本書の著者の術中にはまっていることになる。

著者は、エクスコムグローバル株式会社社長の西村誠司氏だ。「にしたんクリニック」の運営やWi-Fiレンタルサービス「イモトのWiFi」を提供している会社である。どちらもその名を耳にしたことがある人は多いだろう。

それもそのはず。著者がマーケティングで最も重視しているのは知名度なのだ。

たしかに購入時には、まずは知っている商品に目が行くことが多い。知名度が高い商品には安心感があるからだ。最低限の品質基準を満たしていれば、多くの商品から自社商品が選ばれるかどうかの明暗を分けるのは「知名度」といっていい。著者のように、とにかく知名度向上に注力することは、大胆な戦略に思える。しかし、読み進めていくうちに、それが消費者の心理を巧みについたマーケティング戦略だと気づかされる。

本書では、「知名度の向上」を武器に、コロナ禍のピンチをチャンスに変えた仕掛けの種明かしをしている。

「知ってもらえばいい商品なのに」と惜しまれる商品も、知ってもらえなければ意味がない。

自社商品のマーケティングにも、個々人のプレゼンスの向上にも役立つ知識が満載の一冊だ。

ライター画像
中山寒稀

著者

西村誠司(にしむら せいじ)
1970年愛知県生まれ。名古屋市立大学卒。1995年にインターコミュニケーションズ(現在のエクスコムグローバル)を設立し、1997年海外用レンタル携帯電話事業をスタート。2012年海外用Wi-Fiレンタルサービス「イモトのWiFi」ブランド提供を開始。2019年よりメディカルサービスをスタート、「にしたんクリニック」開院を支援。2020年、コロナ禍での市場ニーズを察知し、わずか数カ月でPCR検査サービスを実現。

本書の要点

  • 要点
    1
    効率よく知名度を上げるためには、名前を記憶してもらう「一点突破」が鉄則である。顧客にとって知名度がある商品は、安心感=信頼と感じるため、高額でも売れていく。
  • 要点
    2
    商談で重要なのは、自分の名前を覚えた人の数だ。いくら多くの人と会っても、誰にも覚えられてなかったら、何もやってないのと同じだ。
  • 要点
    3
    知名度を飛躍的に高めるためには、攻めやすいところから攻めるのではなく、難攻不落の大企業の信用を勝ち取ることが重要だ。

要約

アイデアひとつで「知名度」はいくらでも上げられる

勝負は相手の記憶に残すこと
Bulat Silvia/gettyimages

ミラーボールやスポットライトが輝くステージで、郷ひろみさんが謎のオリジナルソングを歌う。そしてお笑いトリオの3時のヒロインさんがタンバリンダンスを踊っている。この豪華なセットで強烈なインパクトを与えるCMは、美容クリニック「にしたんクリニック」のCMだ。どんな医療機関なのかは知らなくても、その名前は知っているという人は多いだろう。

著者が社長をつとめるエクスコムグローバル株式会社は、経営戦略やブランド戦略、マーケティング戦略など、あらゆる面から「にしたんクリニック」に携わっている。診療メニューは、美容点滴や注射、美容皮膚・レーザー治療だ。2020年からは、新型コロナウイルスのPCR検査も実施している。自宅で唾液を採取して送るシステムになっているので、クリニックに出向く必要はない。

このクリニックの特徴を数十秒のテレビCMで説明するのは難しい。伝えたい内容を詰め込めば詰め込むほど、視聴者に対するインパクトは薄まっていく。あのCMは、「知名度第一主義者」である著者が「にしたんクリニック」の名前だけを覚えてもらうためにつくったものだ。美容メニューやPCR検査など、細かいことはわからない。ただ「にしたんクリニック」の名前だけが視聴者の印象に残る。

これは、効率よく知名度を上げるための鉄則「一点突破」に基づいている。名前さえCMを見た人の記憶に残すことができれば、興味を持った人は必ずインターネットで検索するのだ。

【必読ポイント!】 知名度がなければはじまらない

高額でも売れる理由

ヒット作を生み出すために重要なのは、その商品が知られることだ。椅子が欲しいと思った人は、ネット検索をするとき、「椅子 おすすめ」のようなワードを使用する。そこで自社の商品が検索で引っかかるように、SEO(検索エンジン最適化)対策をし、少しでもサイトの上位に表示させることが必要になる。顧客が自社のサイトを見つけてくれたとしても、魅力的でなければ、別のところに行ってしまうだろう。目を引くキャッチコピーをつけ、競合との違いを打ち出し、自社品の購入を促すという、高いハードルが待っている。

一方で、知名度がある場合はどうだろうか。

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