キャリアづくりの教科書

未読
キャリアづくりの教科書
キャリアづくりの教科書
未読
キャリアづくりの教科書
出版社
NewsPicksパブリッシング

出版社ページへ

定価
2,640円(税込)
出版日
2023年06月30日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
要約全文を読むには会員登録ログインが必要です
ログイン
本の購入はこちら
書籍情報を見る
本の購入はこちら
おすすめポイント

「いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」。これが著者である徳谷智史氏の人生のテーマだ。徳谷氏はこれまで2万人以上のキャリア支援と、1000社に迫る組織変革を手がけたキャリア開発のプロである。かつてコンサルタントとして組織の再編・縮小を断行した際、こんな疑問が浮かんだという。「入社以来一貫して懸命に働いた社員を、部門ごと切り捨てることがコンサルティングと言えるのか」。その後も、数々の企業再生や組織再編の経験を積むが、本当の組織改革に踏み込みたいという思いからエッグフォワードを設立した。本書はそんな著者の濃密な人生経験とノウハウを惜しげもなく公開した大著だ。

これからのキャリアには、誰にも共通するゴールや物差しはないという。ルートが決まった「川下り」や共通の山を目指す「山登り」ではなく、自律的に描き進む「キャリアジャーニー」時代の到来だ。本書の1章ではこれまでとこれからのキャリアの変遷を整理し、2章で旅の目的地を設定する。3章では必要な武器を整理し、4・5章では目的地までのルート選びを学ぶ。そして6章以降は、目的地に着いた後に高いパフォーマンスを発揮するための心得やマネジャー・組織目線の「他者のキャリア支援」に広がっていく。

要約では、旅の土台となる目的地と武器、ルート選びを中心に取り上げるが、自身のキャリアに応じて必要な章を熟読してほしい。本書は、まさに「キャリアの地図」として一人ひとりのかけがえのない人生に寄り添ってくれる一冊だ。

著者

徳谷智史(とくや さとし)
エッグフォワード株式会社 代表取締役社長。
人材・組織/キャリア開発のプロフェッショナル。
京都大学卒業後、大手戦略コンサルティング会社に入社。国内プロジェクトリーダーを経験後、アジアオフィスを立ち上げ代表に就任。「いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」べく、エッグフォワードを設立。
業界トップ企業から、先進スタートアップまで数百社の企業変革や出資によるハンズオン支援を手掛けると同時に、個人の可能性を最大化するべく、2万人以上のキャリア支援に従事。
NewsPicksキャリア分野プロフェッサー。PIVOT社長改造コーチ、東洋経済Online連載、Podcast『経営中毒~誰にも言えない社長の孤独』メインMC等を担当。

本書の要点

  • 要点
    1
    これからは、「誰かに決められたルートを歩くだけ」のキャリアとは一線を画す、キャリア3.0の時代となる。
  • 要点
    2
    旅の「目的地」を知るには、「解凍・形成・再定義」の3ステップによって、自分自身を言語化する必要がある。
  • 要点
    3
    キャリアジャーニーを円滑に進めるためには、高い市場価値が求められる。市場価値は「希少性」「市場性」「再現性」の3つの要素から成る。
  • 要点
    4
    キャリアには基本となる4類型があるが、今後は複数の分野で専門性を発揮できるH型・HH型人材の市場価値がさらに増していく。

要約

私たちはどんな時代を生きているのか

キャリア3.0の時代

これからの時代は、キャリアは旅(ジャーニー)のように自ら行き先を決め、方向性を見出し、必要な武器(市場価値)を身につけて歩んでいく「キャリア3.0」の時代になる。旅に出る前に、これまでの時代を振り返ろう。

キャリア1.0:年功序列・終身雇用が前提で、1つの会社に入り、与えられた業務を通じてスキルを学ぶ。大きな流れに身を任せて進むため、「川下り」のようなものだった。

キャリア2.0:転職も一般的になってきた時代で、自ら登る山を決める「山登り」にたとえられる。会社に留まる人は昇進・昇格を目指し、転職を選ぶ人は新たな組織の山頂を目指した。

キャリア3.0:「誰かに決められたルートを歩くだけ」のキャリアとは一線を画す、新しいジャーニーの時代だ。旅の途中で川を下ってもいいし、山を登ってもいい。

キャリア3.0の時代を生きていくには相応の準備が必要で、キャリアジャーニーを構成する4つの要素を押さえることが重要となる。1つめは、自分がどこに行きたいのかという「目的地」を決めること。2つめは、旅を望ましいものにするための「武器」を手に入れること。3つめは、目的地に行くための「ルート選び」。そして4つめは、不確実性にどう対応し、旅を楽しむかという「終わりなきプロセス」だ。旅は一回の意思決定で終わりではなく、どこまでも続いていくものだ。

目的地 ~自分自身を言語化する~

ステップ1:解凍
miya227/gettyimages

旅は、自分自身を知り、言語化するところから始まる。本書では自身の言語化に必要なステップを「解凍・形成・再定義」の3つに分けて紹介している。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3398/4082文字
会員登録(7日間無料)

3,400冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2023.09.05
Copyright © 2024 Flier Inc. All rights reserved.
一緒に読まれている要約
なんで会社辞めたんですか?
なんで会社辞めたんですか?
竹中平蔵安田秀一佐久間宣行高橋弘樹日経テレ東大学(編著)角幡唯介後藤達也野口聡一
未読
あの日、選ばれなかった君へ
あの日、選ばれなかった君へ
阿部広太郎
未読
女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書
女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書
池原真佐子
未読
カゴメの人事改革
カゴメの人事改革
石山恒貴有沢正人
未読
「誰かのため」に生きすぎない
「誰かのため」に生きすぎない
藤野智哉
未読
考える。動く。自由になる。
考える。動く。自由になる。
工藤勇一
未読
瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。
瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。
荒木俊哉
未読
仕事の思想
仕事の思想
田坂広志
未読
法人導入をお考えのお客様