仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣

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仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣
出版社
明日香出版社

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定価
1,540円(税込)
出版日
2018年04月18日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

絶対に避けたい。そう思っていても起きてしまうのがミスというものだ。「次からは気をつけよう」と気合いを入れ直しても意味はないが、とはいえ「ミスが起きるのは仕方ない」と諦めてしまうこともできない。ほんの小さなミスであっても、時には取り返しのつかないほどの大きな損失につながることがあるからだ。では、どうすればミスをなくすことができるのか。

本書では、業務改善や業務効率化を専門とする著者、藤井美保代氏が、「ミスをしない人」と「ミスをする人」を比較しながら、ミスをしないための習慣や工夫を紹介している。項目は全部で50あり、「考え方」「情報」「段取り」「整理整頓」「コミュニケーション」「ビジネスツール」「気づく力」という7つの観点から、ミスをなくすために押さえておきたいポイントがたっぷり紹介される。

本書を読んでいると、ミスをなくそうと心がけることは、効率的に働くことと、ともに働く相手に対して誠実であることにつながっていると実感できる。ミスをなくす工夫は、より良く働くことに直結しているのだ。より良い仕事をしたいと願うビジネスパーソンを中心に、働き始めて間もない人や、ミスのなくならない後輩や部下の指導に悩む人にもおすすめしたい。本気でミスゼロを目指したいなら、本書を読むことから始めよう。きっとヒントが見つかるはずだ。

ライター画像
池田明季哉

著者

藤井美保代(ふじい みほよ)
株式会社ビジネスプラスサポート代表取締役
大学卒業後、ソニー関連の人材育成会社にて、組織活性化の研修業務に従事。独立ののち、平成14年、株式会社ビジネスプラスサポート設立。
「輝く人財づくりを支援する」を理念に、人と組織が豊かで幸せになることを実現するための、研修・コンサルティングを、これまでに約1,100社で展開。
事務改善や業務効率化コンサルティング、資産価値の高い組織実現に向けての人財開発指導を行っている。
女性活躍支援にも力を入れ、単なるスキルや知識、ノウハウを教えるだけではなく、それらを根付かせるために必要な姿勢や志からしっかり教える研修は、各地で高い評価を得ている。
著書に 『「ミスゼロ仕事」の段取り術』、『「事務ミスゼロ」の仕事術』(以上、日本能率協会マネジメントセンター)、『仕事が楽しくなる!「イキイキ事務改善」』(同友館)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    ミスをしない人は、ダブルチェックだけでミスが防げるとは思っていない。ベストなチェック法を常に模索し、業務効率化を目指している。
  • 要点
    2
    段取りをつけないまま仕事に着手してはならない。ミスをしない人は、朝に段取りを組んだ後、昼休みの前と終業の2時間前に進捗を確認し、今後の進め方を検討する。
  • 要点
    3
    仕事の遅延や納期遅れを減らすためには、自分からまわりに働きかけて手待ち時間を短くする工夫が欠かせない。ポイントは、相手の負担を軽くすることだ。

要約

ミスをしない考え方

自分の記憶力を過信しない

ミスをしない人は記憶力に自信がなく、ミスをする人は記憶力に自信がある。

記憶力の悪い人は仕事でミスをしやすいというイメージを持っている人は多いだろう。実際はその逆だ。記憶力のいい人のほうが、正確に言えば自分の記憶力に自信がある人のほうがミスをしやすい。

仕事においては、複数の作業を同時に進めることが基本だ。上司から口頭で指示を受けたとしても、割り込みの仕事や緊急の問い合わせが入ったりすれば、うっかり忘れてしまうことがある。

だからこそ「ミスをしない人」は自分の記憶力を過信しない。指示を受けたらその場でメモをとって、決して忘れないようにする。「ミスをしない人」を目指すなら、まずはメモをとる習慣から始めてみよう。

ダブルチェックを疑う
shapecharge/gettyimages

ミスをしない人はダブルチェックを疑い、ミスをする人はダブルチェックして安心する。

ダブルチェックを行ったからといって、完全にミスをなくすことはできない。ある金融機関では、6人がかりでチェックしてもミスが起きたことがあるという。

なぜこのようなことが起きるのか。その理由は、ダブルチェックを習慣化した結果、本気でチェックしなくなったからだろう。また、チェックに時間をとられてしまい、他の仕事にかける時間が足りなくなって、ミスがくり返されている職場もある。

ある建設会社では、FAXの送信ミスにより、大型受注を逃しただけでなく、顧客からの信頼も失ってしまった。そこで、FAXを送信する際には1人が番号を読み上げ、もう1人が番号を押すというダブルチェックをルール化したが、ミスはなくならなかった。聞き間違えや言い間違えが発生したからだ。

そこでその会社では、同じ番号を二度押さなければ送信できないよう、システムを変更することにした。それから、この会社では送信ミスは起きていない。ダブルチェックにかかる時間も削減できた。

「ミスをしない人」は、「ダブルチェックさえすればミスが防げる」とは思っていない。ダブルチェックの方法に疑いの目を向け、より効果的な方法を模索している。

ダブルチェックのやり方を見直すうえで役に立つのが、「改善の8法則」だ。

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要約公開日 2023.09.11
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