付加価値仕事術の表紙

付加価値仕事術

「キーエンス思考」×ChatGPT時代の


本書の要点

  • これからの時代には、付加価値を生み出し続ける「キーエンス思考」とChatGPTをフル活用した仕事術が欠かせない。

  • 仕事ができる社員は、プロフェッショナルの心得、知識と洞察力、行動と実現力という3つの要素を押さえる必要がある。

  • 何度も質問を重ねて、質問者のほしい回答を得られるように調整できるのが「対話型AI」の真骨頂だ。

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キーエンス思考~付加価値創造の考え方~

「しごでき社員」の3大要素

本書では様々なChatGPTの活用法を紹介する。その全ては付加価値を生み出す仕事のできる社員、つまり「しごでき社員」になるためのものだ。ChatGPTを活用する際、次の3つの要素を押さえておく必要がある。(1)プロフェッショナルの心得目的を設定し、各時点におけるマイルストーン(目標)を設け、どんな問題が障壁となっているかを明確にする。そして、時間とお金の約束を守るという基本を徹底しよう。(2)知識と洞察力これは、情報収集能力、情報分析能力、目標設定能力の3つに細分化でき、全てに共通して「知識」が重要だ。正しい知識を持つことが正しい意思決定につながる。(3)行動と実現力目的達成に向けた工程を遂行していく能力のことである。この能力はさらに行動力と問題解決力に細分化できるが、両方を分けて考える必要がある。ポイントは「行動量必達」という考え方である。行動量が十分なのに成果が未達成なら、施策に問題があると判断でき、次回の成功確率を高められる。これら3つの要素は全てのビジネスパーソンに欠かせないものである。

「しごでき社員」の2つの前提

Mironov Konstantin/gettyimages

「しごでき社員」になるためには3大要素を押さえつつ、2つの前提条件をクリアしている必要がある。

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要約公開日 2023.12.12
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