センスいい人がしている80のことの表紙

センスいい人がしている80のこと


本書の要点

  • センスがいい人は、日ごろから上質なものに触れる経験を積み重ねて“審美眼”を養っている。一流のものに接したとき、「やっぱ、高級品は違うね」「一流のサービスはさすがだ」で終わるのではなく、「なにが違うのか?」「なんで違うのか?」と考える習慣をつけよう。

  • いつ会っても素敵な人のワードローブは、少数精鋭の“一軍”ばかりだ。いまの自分にとって魅力的で、着ていてご機嫌になれるアイテム以外は手放してしまおう。

  • いまの職種でもっと上を目指したいと思うなら、その職種で「一流」といわれる人の仕事ぶりをじかに見る機会をもつとよい。その経験は、確実に大きなリターンを得られる“投資”となる。

1 / 4

【必読ポイント!】 センスがいい人の「暮らし」

上質なものに触れる

「センスがいい人」は上質なものに触れようとする習慣がある。「価値あるものに出会いたい」という好奇心を満たせるだけでなく、本物を見抜く “審美眼”を養えるからだ。審美眼が身につくと、生活や人生が豊かになるだけでなく、雑多な誘惑に惑わされずに自分に必要なものだけを手に入れられるようになる。上質なものに触れる機会はいくらでもある。たとえば、老舗星つきホテルのラウンジでお茶をすると、そこのソファがどんなものを使っていて、座り心地はどうなのか? ティーカップは? 照明は? 音楽は? スタッフのサービスは? とさまざまな感動や気づきがあるはずだ。そんなときに「やっぱ、高級品は違うね」「一流のサービスはさすがだ」で終わるのではなく、「なにが違うのか?」「なんで違うのか?」と考える習慣をつけると、自ずと審美眼が磨かれるだろう。審美眼は一朝一夕に身につくものではない。上質に触れる体験を重ねて、少しずつ自分のものにしよう。そうして蓄積されたデータが、あなただけのセンスとしてアウトプットされる。

少しだけ背伸びしたものを手に入れる

alvarez/gettyimages

ちょっとした背伸びは、毎日の生活を幸せにしてくれる。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3745/4263文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2024.10.22
Copyright © 2025 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

一緒にいると楽しい人、疲れる人
一緒にいると楽しい人、疲れる人
有川真由美
伝え方図鑑
伝え方図鑑
井手やすたか
東大教養学部が教える考える力の鍛え方
東大教養学部が教える考える力の鍛え方
宮澤正憲
言葉にする習慣
言葉にする習慣
さわらぎ寛子
「好き」を言語化する技術
「好き」を言語化する技術
三宅香帆
一生迷わないお金の選択
一生迷わないお金の選択
菱田雅生大口克人
歪んだ幸せを求める人たち
歪んだ幸せを求める人たち
宮口幸治
後悔しない時間の使い方
後悔しない時間の使い方
弓場隆(訳)ティボ・ムリス

同じカテゴリーの要約

ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科
ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科
堀田秀吾
悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方
悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方
小川仁志
なぜ、あの人との会話は嚙み合わないのか
なぜ、あの人との会話は嚙み合わないのか
米澤創一
1つの習慣
1つの習慣
横山直宏
精神科医が教える! 心がスッと軽くなる93の処方箋
精神科医が教える! 心がスッと軽くなる93の処方箋
樺沢紫苑
社会は、静かにあなたを「呪う」
社会は、静かにあなたを「呪う」
鈴木祐
DIGITAL STANCE スマホに支配されない生き方
DIGITAL STANCE スマホに支配されない生き方
ピョートル・フェリクス・グジバチ
不機嫌を飼いならそう
不機嫌を飼いならそう
藤野智哉
時間・自己・幻想
時間・自己・幻想
マルクス・ガブリエル大野和基(インタビュー・編)月谷真紀(訳)
不条理な世の中を、僕はこうして生きてきた。
不条理な世の中を、僕はこうして生きてきた。
宮下友彰
無料