機嫌がいい人の「考え方」
セルフイメージがあなたの世界を決定する
心理学の世界では、「セルフイメージ」(自分に対する評価)が恋愛や仕事、収入などに影響を与えるといわれている。たとえチャンスが巡ってきても、人は自分で決めたセルフイメージ以上のものを受け取ることはできない。一度大きな失敗をして「自分は運が悪い」と信じた人は、大きなチャンスを前に自ら失敗を招いたり、誘いを辞退したりしてしまう。人は自分のセルフイメージ通りの結末になるように無意識に行動してしまうのだ。これを逆手に取れば、「自分は〇〇だ」という口癖をポジティブなものに変えることで、あなたの気分や人生を変えることができる。
また、心理学では能力は気分に比例するともいわれている。どんなに優秀な人でも、気分が悪ければ高いパフォーマンスを発揮することはできない。感情の性質を知り、上機嫌でいられる人は、いい人間関係を構築し、仕事や勉強でも成果を出すことができる。
そのためには、「出す」「入れる」「巡らせる」の3つの視点から、心の新陳代謝を上げることが重要だ。ネガティブな感情を排出し、良い考え方を取り入れて、気分の良さを循環させて上機嫌を保つ。これを続ければいつでも上機嫌でいられて、心身にとって良い習慣を積み重ねることができる。
【必読ポイント!】 モヤモヤを「出す」
オセロ思考を卒業する

白黒思考が強いと怒りっぽくなると言われている。白か黒か、全か無か、敵か味方かなど、物事を極端に考え、曖昧さを許せないというこの考え方は、ゼロ100思考とも呼ばれる。この傾向が強いと、常に勝ち負けにこだわる、人間関係を敵味方に分ける、他人の些細なミスも許せないという状態になりがちになるため、生きづらさを感じやすくなる。




















