心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
精神科医Tomyが教える
心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
出版社
アチーブメント出版

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出版日
2025年06月30日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

誰しも、ふとした瞬間に心の中でネガティブな声が聞こえることがあるだろう。「ほーら、また失敗した。やっぱり自分はだめだ」「このまま寂しい人生を送るのか……」――本書は、そのような感情や思考を「心のネガティブさん」と名付けている。

精神科医Tomy氏は、名古屋大学医学部を卒業後、精神科医として臨床現場に立ち続けてきた人物である。多くの著書がベストセラーとなり、39万フォロワーを抱えるX(旧Twitter)でも、ユーモアと共感に満ちたやさしい言葉で多くの人の心を支えている。

本書のテーマは「心のネガティブさん」。心の中に突如現れ、なかなか去ってくれない「ネガティブさん」の正体を明らかにするとともに、それと敵対するのではなく、うまくつきあうための具体的な方法が提示される。

要約者にとって特に印象的だったのは、“ネガティブな感情に構いすぎず、目の前のことに集中しよう”というメッセージだ。振り返れば、これまで「ネガティブさん」に付きまとわれたのは、「頭がお暇」なときだった。考え事を繰り返すほど、心の中に「ネガティブさん」を居座らせてしまったのだろう。

本書は、感情やストレスに振り回されがちな人、気が利きすぎて疲れてしまう人、心の安定を取り戻したい人に特に勧めたい。読み終える頃には、心の曇りが晴れ、日常を軽やかに生きる自分に気づけるだろう。

著者

精神科医Tomy(せいしんかいとみー)
1978年生まれ。東海中学・東海高校を経て、名古屋大学医学部卒業。医師免許取得後、名古屋大学精神科医局に入局。39万フォロワー突破のX(旧・Twitter)が人気で、テレビ・ラジオなどマスコミ出演多数。著書に36万部を超えるベストセラー『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』の「1秒シリーズ」、『30代を悩まず生きる言葉』の「年代別シリーズ」(ダイヤモンド社)、「精神科医Tomyの気にしない力 たいていの心配は的外れよ』(だいわ文庫)、ほか、著書多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    心の中に潜む「ネガティブさん」には、感情と思考という2種類がある。ネガティブな感情はネガティブに感じる出来事が起きたときに、ネガティブな思考は「頭がお暇」なときに生じる。
  • 要点
    2
    「ネガティブさん」と上手につきあうためのポイントは、ネガティブな感情や思考を相手にせず、他の物事を優先させることである。
  • 要点
    3
    ネガティブな感情にすぐ対処しようと焦ると、かえってそれを強めてしまいかねない。少し時間を置いて観察する習慣を持つことで、感情と適切な距離を取れる。

要約

「心のネガティブさん」とは何か

「ネガティブさん」の正体

アナタの心の中に「ネガティブさん」は潜んでいないだろうか。ふとした瞬間、理由もなく姿を現すネガティブな感情は、容易には消えてくれない。ようやく忘れたと思っても、また別の「ネガティブさん」が顔を出す。

心のネガティブさんには2種類ある。1つは感情、もう1つは思考だ。

ネガティブな感情とは、何か起きた際に自動的に生じる感覚のうち、「怒」と「哀」にあたる。一度生まれたその感情は頭の中を支配し、アナタをじわじわと追い詰めていく。

一方のネガティブな思考とは、「自分なんてどうせ……」「なぜあんなことをしてしまったのだろう」「上手くいかなかったらどうしよう」といった自己嫌悪・後悔・不安などである。ひとたび思考が始まると、その考えを補強する記憶を次々と思い出し、ネガティブ思考が止まらなくなる。

「ネガティブさん」が現れる仕組み
monzenmachi/gettyimages

どうして「心のネガティブさん」は現れるのだろうか。ここでも感情と思考に分けて考えてみる。

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要約公開日 2025.11.21
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