【必読ポイント!】一流の人たちのポリシー
イチローが嫌いな言葉
メジャー移籍1年目から首位打者、盗塁王、新人王を獲得し、リーグMVPに輝いたイチロー。彼はとあるインタビューで「嫌いな言葉」を語っていた。さて、それは何だろうか?
その答えは「成功」だ。イチローはインタビューでこのように言った。「自分が立てた目標を達成したら、それは成功と言えるでしょう。でも、他人が決める成功を追いかけてしまうと、何が成功かわからなくなってしまう」。成功の基準は自分自身で決めるもの――それがイチローの美学なのだ。
成功とは他者からの期待に応えることではなく、自分や自分を支える人のために頑張ること。その結果として心から喜べることを得られたら、それが「成功」なのである。
黒澤明が多くの名作を残せた理由

日本映画界の巨匠・黒澤明。黒澤は『赤ひげ』など、数々の名作映画を世に送り出してきた。
彼は完璧主義者として知られるが、撮影時間は朝の9時から夕方5時までと決めていたという。その理由はなぜか?
答えは、「スタッフの準備・片付けの時間を考慮していたから」だ。現場の準備や片付けをする末端のスタッフは、そのために早朝から夜遅くまで働かなければならない。もし撮影時間が延びれば、彼らの労働時間もその分延び、休む時間がなくなってしまう。黒澤はそれを理解していたため、撮影時間を厳守していたのである。
さらに黒澤は、主役級の役者から末端のスタッフまで分け隔てなく、やさしさを持って接していた。仕事のあとにはスタッフたちに高級な酒や牛肉をふるまって、彼らをねぎらっていたという。
部下のタイムマネジメントをして、チームのパフォーマンスを最大に引き出す。黒澤作品が多くの名作を残せたのは、優秀なマネジメントが大いに関係しているのである。
大谷翔平が壁を乗り越えるために重視していること
日本野球界初の「二刀流」、メジャーリーグへの挑戦と成功など、華々しい活躍をしている大谷翔平選手。だが、その裏では腕の手術や故障などの困難にも見舞われていた。そんな大谷が「壁を乗り越えるうえで重視していること」とは何か?




















