睡眠こそ最強の解決策である

未 読
睡眠こそ最強の解決策である
ジャンル
著者
桜田直美(訳) マシュー・ウォーカー
出版社
SBクリエイティブ 出版社ページへ
定価
1,600円 (税抜)
出版日
2018年05月19日
評点
総合
4.2
明瞭性
4.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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睡眠こそ最強の解決策である
著者
桜田直美(訳) マシュー・ウォーカー
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定価
1,600円 (税抜)
出版日
2018年05月19日
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革新性
4.0
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レビュー

「今日も残業で家に帰れない」、「付き合いで飲みに行ったら終電ギリギリ」、「ドラマを見て気が付けば深夜に……」――とかく現代の私たちは、睡眠時間を削ってしまいがちだ。この1週間を振り返ってみて、健康にいいとされる8時間睡眠を取った日は何日あるだろうか。

本書はカリフォルニア大学教授であり、睡眠コンサルタントとして数々のメディアで活躍する著者が、睡眠を科学的に解説し、睡眠との正しい向き合い方を提案するものだ。睡眠を十分に取れば、肥満や病気に打ち勝てるだけでなく、記憶力や運動スキルまで高まるという。それは逆に言うと、睡眠を十分に取らないと、さまざまなリスクが高まるということでもある。本書を読むと、人生においていかに睡眠が大切なのかを再確認するとともに、睡眠不足がいかに人生に悪影響を及ぼすかを知ることになる。睡眠に対する考えが一変するだろう。

十分な睡眠を確保するだけで、不安が和らぎ、創造力も豊かになるとして、はたして十分な睡眠を取らない理由があるだろうか。「成果を出すために徹夜をする」というのは時代遅れの風習にすぎない。睡眠はまさに、仕事や私生活での成功を掴むためにも欠かせないものなのだ。本書を読んで、十分な睡眠を取る習慣を身に付け、仕事や私生活をより豊かにしていただければと思う。

木下隆志

著者

マシュー・ウォーカー(Matthew Walker)
睡眠コンサルタント。睡眠科学者。カリフォルニア大学バークレー校教授。睡眠・神経イメージ研究室所長。英国ノッティンガム大学で神経科学の学士号を取得し、英国ロンドンのMedical Research Councilから神経生理学の博士号を取得。その後、ハーバード大学医学部の精神科助教授に就任。 現在はカリフォルニア大学バークレー校の神経科学と心理学の教授であり、睡眠と神経イメージング研究室のディレクターを務める。また、国立科学財団と国立衛生研究所から数多くの資金賞を受賞し、国立科学アカデミーの主任研究員としても活躍している。健康と病気の集団における人間の脳機能に対する睡眠の影響を研究し、今日までに80以上の科学研究調査を発表している。また、テレビ、ラジオ、メディアに多数登場し、海外での講演も多数行っている。本書はサンデータイムズにてベストセラー1位、タイム誌ほか5誌で2017年度ベストブックスに選ばれるなど、全米・全英で大反響を呼んだ一冊。

本書の要点

  • 要点
    1
    すべての人が同じ睡眠パターンを持っているわけではない。早寝早起きの「朝型」に分類される人と、その反対である「夜型」の人、その中間に属する人がいる。
  • 要点
    2
    睡眠は記憶力や運動スキルを向上させるうえでも、ダイエットをするうえでも重要である。
  • 要点
    3
    夢と睡眠は、メンタルヘルスを整え、問題解決力や創造力をもたらしてくれる。
  • 要点
    4
    長時間労働を誇りに思うような企業文化は明らかに間違いだ。従業員が十分な睡眠時間を確保できる環境を整えることが、これからは重要になってくる。

要約

睡眠とは何か?

睡眠リズム

「いつ寝て」「いつ起きる」の決定は、身体の中でどのように行われているだろうか。大きな要因は2つだ。1つめは、脳に組み込まれた24時間単位の体内時計から送られてくるシグナルである。これが夜と昼のリズムを生み出している。2つめは、脳内で生成される化学物質だ。起きている時間が長くなるほど、この化学物質の量が増え、脳に「睡眠圧」がかかるようになってくる。

この体内時計と化学物質のバランスによって、「日中は覚醒し、夜間は眠たくなる」というリズムが生み出される。この体内時計は人間だけではなく、植物も含め、地球上に生きるすべての生物に備わっている。

しかし人間の体内時計は、きっかり24時間ではない。大人の体内時計は平均して、24時間15分で1日のリズムを刻んでいる。人間は日光を浴びることで、このズレを修正しているのだ。

人によって異なる睡眠パターン
fizkes/gettyimages

すべての人がおおよそ24時間のリズムを刻んでいるが、全員が同じ睡眠パターンを持っているわけではない。覚醒のピークが午前中に来て、夜の早い時間に眠たくなる「朝型」と、寝るのが遅く起きるのも遅い「夜型」のパターンがある。人口のおよそ40%が朝型で、30%が夜型、残り30%が朝型と夜型の中間に分類される。

朝型と夜型は、遺伝的に決まることが多い。そして多くの夜型の人が、社会から不当な扱いを受けている。朝寝坊しやすく、怠け者のレッテルを貼られてしまうからだ。とりわけ朝型の人は夜型の人を非難しがちで、努力すれば改善できるはずだと勘違いしている。しかし夜型の人は好きでその生活パターンを選んだわけではない。夜型の生活パターンが、すでにDNAに組み込まれているのである。

問題は、社会のスケジュールが朝型に合わせて作られていることだ。夜型の人の場合、午前中はなかなか生産性を上げられないのに、せっかくエンジンがかかってきても、もう仕事が終わる時間になってしまう。

レム睡眠とノンレム睡眠とは何か

人は眠っている間、まったく違う睡眠の状態を繰り返している。それがレム睡眠とノンレム睡眠である。レム(REM)とは、「Rapid Eye Movement(素早い眼球の動き)」の頭文字を取ったものだ。睡眠中は、このレム睡眠とノンレム睡眠が90分単位で入れ替わっている。

しかしヒトはなぜレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すのであろうか。その答えは科学的にはっきりしていないが、仮説はいくつか存在する。そのひとつが、ヒトは寝ている間に脳の神経回路を更新し、限られた記憶のスペースを有効活用するというものだ。

【必読ポイント!】なぜ睡眠が重要なのか

睡眠は記憶力を高める
Pilin_Petunyia/gettyimages

ヒトは睡眠をとると脳がリフレッシュされて、新しい学習をする準備ができる。脳は起きている間、ずっと新しい情報を取り入れている。そして新しい情報は、常に脳内にある海馬という部位に入っていく。海馬は新しい記憶を集め、一時的に保管する。しかし海馬の容量には制限があり、容量オーバーになると、新しい情報が保存できなかったり、古い情報が別のものに上書き保存されたりしてしまう。

脳はどうやってこの容量問題を解決しているのだろうか。

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桜田直美(訳) マシュー・ウォーカー
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