AIを使いこなして収益を得たいなら、LINEスタンプ作りから始めるのがおすすめだ。なぜなら、LINEスタンプ作成は簡単で、かつAIでお金を稼ぐための基礎が全て学べるからだ。
まずは、ChatGPTを使って、オリジナルキャラクターの画像を生成する。「かわいいネコのイラストを作って」とプロンプトを入力するか、自分で描いた絵をアップロードして「こんな感じのネコのイラストを描いて」と伝えるだけでいい。たとえば、次のように「何を」と「どのように」を明確にすると、よりイメージに合った画像を出力しやすい。
「あなたは優秀なイラストレーターです。かわいらしいネコのキャラクターを描いてください。ゆるキャラ風で、表情は笑顔にしてください」
次に、画像に文字を加える。英語であれば、画像生成時に「画像の中に『HAPPY』と入れてください」と伝えるだけだ。一方、日本語のスタンプを作成したい場合は、デザインツールのCanvaを使うのがおすすめである。
LINEスタンプの申請には最低8個の画像が必要となる。準備が整ったら、LINEクリエイターズマーケットから申請手続きを行おう。ステータスが「審査待ち」と表示されれば申請は完了だ。審査通過後に自動で販売が開始される。自分で使うのはもちろん、家族や友人・知人に紹介したり、SNSで宣伝したりすることで販売につなげていこう。
ブログやSNSの中で、特に初心者でも収益を得やすく、AIとの相性も良いのは、ズバリInstagramとYouTubeだ。Instagramをメインに据え、YouTubeをサブで運用するのがベストである。
まず、初心者にとって最も始めやすく、収益化がしやすいSNSはInstagramである。ここではその理由を3つ紹介する。
1つ目の理由として、Instagramは操作が簡単で、パソコンやスマートフォンの扱いに不慣れな人でも運用しやすい点が挙げられる。
2つ目の理由は、スマホだけで操作が完結するよう設計されているからだ。他のSNSもスマホに対応しているものの、投稿画面はパソコン操作を前提としていることが多い。
3つ目の理由は、Instagramはフォロワーとの距離が近いため、物販やサービス紹介、アフィリエイト、コンテンツ販売がしやすいからだ。
3つ目の理由について、もう少し掘り下げてみよう。
Instagramには、コンテンツを拡散する機能に加え、フォロワーをファン化させる仕組みも備わっている。
そもそもInstagramの投稿は、基本的にフォロワーに対して表示されるストーリーと、非フォロワーにも広がるリール動画の2本柱で構成されている。ストーリーにより、フォロワーに向けて継続的に情報を届けることで、興味や愛着が育ち、応援したくなる気持ちが高まっていく。その結果、何かを紹介・販売する場面において、購入に至りやすくなるのである。
一方、YouTubeでは、視聴されるだけで収益が発生する仕組みが整っている。ただし、その条件としてチャンネル登録者数1000人以上、総再生時間4000時間以上という基準が設けられている。この条件は、初心者にとっては高めの壁と感じられるだろう。初心者がいきなりこの水準を目指しても、挫折してしまう可能性が高い。
だから、まずはInstagramに投稿する目的で制作したリール動画を、YouTubeのShorts動画として再活用するのが理想的だと言える。つまり、Instagram向けに縦長の短い動画を1本制作し、それをYouTubeにも流用するという形である。これこそが、初心者にとって最も効率的かつ現実的な手法だ。
ストーリーを通じてフォロワーをファン化させるうえで、最も重要な要素となるのが“属人性”である。
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