「なりたい自分」になるために本を手に取る人は多いだろう。しかし、どんなに本を読んでも、変われないことがある。そんなとき自分を責めてしまうが、悪いのはあなたではない。正しいやり方さえ身につければ、誰でも変わることができる。そのための方法が、「完コピ読書術」だ。「完コピ読書術」では、1冊の本を「師匠本」として選び、その本に書いてあることをとことんやり抜く。そうすることで、誰でも読書を実践に結びつけることができるようになる。
まずは「多読はエライ」という思い込みを捨てよう。たくさんの本を読む多読は、情報収集には有効だが、スキルを身につけるには不向きである。それよりも、1冊に書かれたノウハウを何度も実践したほうが効果的である。
何冊もの本に手を出したくなるのは、1冊の本だけを信用することができない、あるいは、もっといい本があるのではないかと思ってしまう心理があるからだ。本を選ぶ自分自身の感覚が信用できないのである。
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