1冊まるごと「完コピ」読書術の表紙

1冊まるごと「完コピ」読書術

今度こそなりたい自分になる!


本書の要点

  • 本は「読んで、わかる」がゴールではない。ゴールは「なりたい自分」になることだ。そのためには1冊の「師匠本」を決め、その内容を徹底的に実践するべきだ。これが「完コピ読書術」である。

  • 「完コピ読書術」は次の4つのステップで行う。ステップ1:「なるほどリスト」の作成、ステップ2:「奥義」の特定、ステップ3:「滝行」の実行、ステップ4:「特訓プログラム」の構築と実行

1 / 4

1冊だけをとにかく実践する「完コピ読書術」

「多読」はスキル習得には不向き

「なりたい自分」になるために本を手に取る人は多いだろう。しかし、どんなに本を読んでも、変われないことがある。そんなとき自分を責めてしまうが、悪いのはあなたではない。正しいやり方さえ身につければ、誰でも変わることができる。そのための方法が、「完コピ読書術」だ。「完コピ読書術」では、1冊の本を「師匠本」として選び、その本に書いてあることをとことんやり抜く。そうすることで、誰でも読書を実践に結びつけることができるようになる。

まずは「多読はエライ」という思い込みを捨てよう。たくさんの本を読む多読は、情報収集には有効だが、スキルを身につけるには不向きである。それよりも、1冊に書かれたノウハウを何度も実践したほうが効果的である。

「ハズレ本」は存在しない

west/gettyimages

何冊もの本に手を出したくなるのは、1冊の本だけを信用することができない、あるいは、もっといい本があるのではないかと思ってしまう心理があるからだ。本を選ぶ自分自身の感覚が信用できないのである。

もっと見る
この続きを見るには...
残り4136/4591文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2025.05.26
Copyright © 2025 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

決定版 仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!
決定版 仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!
飯田剛弘
AI分析でわかった トップ5%社員の読書術
AI分析でわかった トップ5%社員の読書術
越川慎司
言葉の解像度を上げる
言葉の解像度を上げる
浅田すぐる
対話のトリセツ
対話のトリセツ
黒川伊保子
多動脳
多動脳
アンデシュ・ハンセン久山葉子(訳)
とにかく早起き
とにかく早起き
高田晃
最新科学が教える「決断疲れ」をなくす習慣
最新科学が教える「決断疲れ」をなくす習慣
堀田秀吾
超初心者でも稼げるAI活用法
超初心者でも稼げるAI活用法
あべむつき

同じカテゴリーの要約

頭の中がどんどん言葉になる瞬間言語化トレーニング
頭の中がどんどん言葉になる瞬間言語化トレーニング
荒木俊哉
キーエンス 最強の働き方
キーエンス 最強の働き方
齋田真司
なぜ働く?誰と働く?いつまで働く?
なぜ働く?誰と働く?いつまで働く?
有山徹
無料
正しい答えを導く質問力
正しい答えを導く質問力
山口拓朗
伝わるコツ
伝わるコツ
山本渉
できるリーダーが意思決定の前に考えること
できるリーダーが意思決定の前に考えること
内田和成
頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人が話す前に考えていること
安達裕哉
決定版 アドラー心理学がマンガで3時間でマスターできる本
決定版 アドラー心理学がマンガで3時間でマスターできる本
吉田浩岩井俊憲 (監修)
AI分析でわかった 仕事ができる人がやっている小さな習慣
AI分析でわかった 仕事ができる人がやっている小さな習慣
越川慎司
伝え上手になりたい
伝え上手になりたい
小川奈緒