AI分析でわかった 仕事ができる人がやっている小さな習慣の表紙

AI分析でわかった 仕事ができる人がやっている小さな習慣

NEW

本書の要点

  • 人に読んでもらえるパワーポイント資料の鉄則は「1画面の文字数は105文字以内」「画面に使う色は3色以内」「対角線を意識する」である。

  • メールのCCに入れる範囲をルール化すると、忖度によるムダなCCメールを削減できる。

  • 雑談ばかりで時間通りに進まない会議は、「時間を45分に設定」「ファシリテーターを置く」の2つで解決できる。

  • 社内のDXに反対する人を巻き込むには「1週間だけ使ってみませんか?」と「お試し」を提示して、まず使ってもらうことだ。

1 / 4

ムダばかりの「忖度資料」

「読んでもらえるパワポ資料」の鉄則

カラフルで、文字やグラフでいっぱいの資料。そんな凝りまくりのパワーポイントを作っていたら要注意だ。あなたの作る資料は、かけた時間の割に、効果を生んでいない可能性が高い。著者はパワーポイント資料5万ファイルを分析したところ、「1画面に入っている文字数」の平均は380文字だった。一方、社内のエース級社員が作る資料は105文字と、全体平均と比較して大幅に少なかった。「メラビアンの法則」によると、人は情報の55%を視覚から得ている。つまり、多色で文字がぎっしり詰まっている資料は、それだけで見る人の目を疲れさせている可能性がある。「相手の目を疲れさせないこと」を意識するなら、資料に使う色は「原色以外で3色以内」が原則だ。また、仕事ができる人の約4割は、2色に抑えているというデータもある。また、人の視線は左上から右下の対角線上に移動するため、左上にキャッチーな内容を持ってくるとよいだろう。1画面の文字数は105文字以内、画面に使う色は3色以内、対角線を意識する。この3点が、読んでもらえるパワーポイント資料の鉄則だ。

「差し戻し沼」を回避するには?

FreshSplash/gettyimages

上司からの依頼で会議の資料や提案書を作成したものの、いざ見せると「指示したことと違う」と差し戻され、一から作り直すことに。全部作り直して持って行くと、またもや差し戻し……。そんな「差し戻し沼」にハマらないようにするには、どうすればいいだろうか。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3610/4234文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2025.10.14
Copyright © 2025 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

増補改訂版 フィードバック入門
増補改訂版 フィードバック入門
中原淳
愛される書店をつくるために僕が2000日間考え続けてきたこと キャラクターは会社を変えられるか?
愛される書店をつくるために僕が2000日間考え続けてきたこと キャラクターは会社を変えられるか?
ハヤシユタカ
子どもが本当に思っていること
子どもが本当に思っていること
精神科医さわ
決定版 「稼げる営業」と「ダメ営業」の習慣
決定版 「稼げる営業」と「ダメ営業」の習慣
菊原智明
「就職氷河期世代論」のウソ
「就職氷河期世代論」のウソ
海老原嗣生
一流のマネジャー945人をAI分析してわかった できるリーダーの基本
一流のマネジャー945人をAI分析してわかった できるリーダーの基本
越川慎司
新版 エスキモーに氷を売る
新版 エスキモーに氷を売る
ジョン・スポールストラ佐々木寛子(訳)
仕事の「判断ミス」がなくなる脳の習慣
仕事の「判断ミス」がなくなる脳の習慣
加藤俊徳

同じカテゴリーの要約

生成AI最速仕事術
生成AI最速仕事術
たてばやし淳
悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方
悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方
小川仁志
本質をつかむ
本質をつかむ
羽田康祐 k_bird
無料
なぜ、あの人との会話は嚙み合わないのか
なぜ、あの人との会話は嚙み合わないのか
米澤創一
年収UP・起業・自己実現できる! 副業の教科書
年収UP・起業・自己実現できる! 副業の教科書
大林尚朝
頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人が話す前に考えていること
安達裕哉
これからのキャリア開拓
これからのキャリア開拓
田中研之輔山口裕二野澤友宏
努力の地図
努力の地図
荒木博行
すごいフィードバック~心が動き、行動が変わる!
すごいフィードバック~心が動き、行動が変わる!
戸田久実
無料
「やりたいこと」が全部できる! 自分の時間
「やりたいこと」が全部できる! 自分の時間
尾石晴