なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
出版社
明日香出版社

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出版日
2025年10月29日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

「人生最大の罪は不機嫌である」

本書は、ドイツの文豪ゲーテのこの言葉から始まる。誰だって不機嫌な人には近寄りたくない。機嫌がいい人のまわりには人が集まり、縁や運もめぐってくるように見える。パフォーマンスの面でも、機嫌の悪いときより良いときのほうが成果を出せるのは明らかだ。自分の機嫌を自分でとり、いつも上機嫌でいられる人は、人間関係もうまくいきやすく、仕事や勉強でも結果を出しやすい。そう考えると、機嫌よく過ごす日々を積み重ねる人とそうでない人とでは、5年後、10年後に大きな差が生まれていてもおかしくない。

では、そのために具体的にどうすればいいのか。本書はその疑問に応える一冊だ。キャリアカウンセラーとして多数の実績を持つ著者が、心理学をベースに「いつも機嫌がいい人」が実践する100の習慣を紹介している。「ごきげん」は、ほんの少しの行動や思考の切り替えで誰にでも身につけられるスキルであるという著者の言葉どおり、実践しやすい内容が多い。

特に強調されているのは、自分にやさしくすることだ。「それは甘えなのでは?」と思う人ほど、自分に厳しく、真面目に生きてきた人かもしれない。そんな人にこそ、本書を手に取ってほしい。頑張りすぎて心の余裕がなくなっていないか、無理をしすぎていないかを振り返るきっかけになるだろう。忙しい毎日にこそ読みたい一冊だ。

ライター画像
池田友美

著者

藤本梨恵子(ふじもと りえこ)
ファイン・メンタルカラー研究所代表
米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー
国家資格 キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
パーソナルカラーアナリスト
カラーセラピスト
愛知県生まれ。10年以上デザイナーを経験。当時月130時間を超える残業のストレスで前歯が折れる。この時期に友人の死も重なり、「幸せな生き方とはなにか?」を考え、本格的にキャリアカウンセリングや心理学を学ぶ。
NLP心理学を中心にコーチング、カウンセリング、マインドフル瞑想などの手法を習得し統合。その手法を生かし、キャリアカウンセラー・講師として独立。
各企業・大学・公共機関の講演の登壇数は2000回を超え、婚活から就活まで相談者数は1万人を超えている。コーチング、パーソナルカラー、カラーセラピスト、骨格診断ファッションアナリスト等のプロ養成講座の卒業生は500人を超え、個人診断においては1000人を超える。

本書の要点

  • 要点
    1
    いつも上機嫌でいられる人は、いい人間関係を構築し、仕事や勉強でも成果を出すことができる。ネガティブな感情を排出し、良い考え方を取り入れて、気分の良さを循環させて上機嫌を保つ習慣を持つようにしよう。
  • 要点
    2
    まずは自分にやさしくするようにすると、他者へもやさしくできるようになり、自己コントロール能力も人生の満足度も高まっていく。
  • 要点
    3
    子どもの頃に親から与えられた信念は、ときに呪縛的なメッセージになりうる。自分を駆り立てる声を自覚し、心理学的にアプローチすると、気分の良い状態を保ちやすくなる。

要約

機嫌がいい人の「考え方」

セルフイメージがあなたの世界を決定する

心理学の世界では、「セルフイメージ」(自分に対する評価)が恋愛や仕事、収入などに影響を与えるといわれている。たとえチャンスが巡ってきても、人は自分で決めたセルフイメージ以上のものを受け取ることはできない。一度大きな失敗をして「自分は運が悪い」と信じた人は、大きなチャンスを前に自ら失敗を招いたり、誘いを辞退したりしてしまう。人は自分のセルフイメージ通りの結末になるように無意識に行動してしまうのだ。これを逆手に取れば、「自分は〇〇だ」という口癖をポジティブなものに変えることで、あなたの気分や人生を変えることができる。

また、心理学では能力は気分に比例するともいわれている。どんなに優秀な人でも、気分が悪ければ高いパフォーマンスを発揮することはできない。感情の性質を知り、上機嫌でいられる人は、いい人間関係を構築し、仕事や勉強でも成果を出すことができる。

そのためには、「出す」「入れる」「巡らせる」の3つの視点から、心の新陳代謝を上げることが重要だ。ネガティブな感情を排出し、良い考え方を取り入れて、気分の良さを循環させて上機嫌を保つ。これを続ければいつでも上機嫌でいられて、心身にとって良い習慣を積み重ねることができる。

【必読ポイント!】 モヤモヤを「出す」

オセロ思考を卒業する
yuhorakushin/gettyimages

白黒思考が強いと怒りっぽくなると言われている。白か黒か、全か無か、敵か味方かなど、物事を極端に考え、曖昧さを許せないというこの考え方は、ゼロ100思考とも呼ばれる。この傾向が強いと、常に勝ち負けにこだわる、人間関係を敵味方に分ける、他人の些細なミスも許せないという状態になりがちになるため、生きづらさを感じやすくなる。

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要約公開日 2025.11.17
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