仕事も人間関係もうまくいく放っておく力

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仕事も人間関係もうまくいく放っておく力
出版社
出版日
2021年06月05日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

現代に生きる私たちはいつも、よりたくさんの情報を、より短い時間で処理しなければならないと考えがちだ。このスタンスは人間関係でも同じである。常にスマホ片手にメールやSNSをチェックし、自分に関わる話題に「即レス」したり、ニュースを追いかけたりしている人も多いだろう。

しかしそのようなライフスタイルは、私たちに幸せをもたらすのだろうか? あなたは、常に何かに追われているように感じたり、神経を研ぎ澄ませ続けることに疲れ果ててしまったりしていないだろうか?

もし思い当たるところがあるなら、本書を読んで「放っておく力」を身につけることをおすすめしたい。「放っておく力」とは、自分がコントロールできないことを放っておける力のことだ。著者によると、「放っておく力」のある人は、人間関係に振り回されず、仕事に前向きに取り組めて、毎日を快適に過ごせるのだという。

本書の著者は曹洞宗の住職であり、庭園デザイナーや大学教授という顔も持つ、枡野俊明氏だ。そんな著者が記した本書は、単なる精神論にとどまらず、日常のさまざまなシーンにおいて「放っておく」方法が具体的に記されている。

相手に好かれたくて違う自分を演じがち、世間の平均に気を取られてばかり、優柔不断であれこれ悩んでしまう……。本書は、そんなふうに「もっと、もっと」に縛られているあなたにとって、これ以上ないほど価値ある一冊となるはずだ。

ライター画像
ヨコヤマノボル

著者

枡野俊明(ますのしゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。近年は執筆や講演活動も積極的に行なう。
主な著書に、『心配事の9割は起こらない』 『禅、シンプル生活のすすめ』 『小さな悟り』 『上手な心の守り方』 『リーダーの禅語』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。

本書の要点

  • 要点
    1
    いまの世の中には、放っておいたほうがいいことがたくさんある。「放っておく力」はもはや「生きる能力」「生きる技術」といってもいいほどだ。
  • 要点
    2
    未来はいくら考えてもわからない。いたずらに未来のことを心配するのではなく、いまできることに集中するほうが生産的だ。
  • 要点
    3
    「人事を尽くす」という言葉は、「放っておく力」の真髄だ。事が終わったら、心をわずらわせることなく、すがすがしい気分で天命を待とう。

要約

むやみに「関わらない」

すべてに対応する必要はない

「放っておく」という言葉には少しネガティブな響きがある。やるべきことを果たさず放置する、不正から目をそらす、やりっ放しでフォローしない……そうしたことを連想し、無責任な感じがするからかもしれない。

しかし世の中には、放っておいたほうがいいことがたくさんあるのも事実だ。現代において、私たちのまわりには情報が多すぎるし、人間関係が複雑になりすぎている。そのすべてにきめ細かく対応するのは難しい。

だからこそ「放っておく力」が必要になる。この力はもはや「生きる能力」「生きる技術」といってもいいほどだ。上手に生きていくために、「放っておくべきもの」と「放っておくべきではないもの」を見極められるようになろう。

職場では「ドライ」でいい

職場では人のプライベートに立ち入らないほうがいい。そのほうが、人間関係はうまくいく。

いまはドライであることが求められる時代だ。関係性がウェットになりすぎると、ハラスメントに発展する可能性もある。

プライベートな話題は、あくまで話したい人が話すだけにしよう。自分から根掘り葉掘り聞き出すのは避けるべきだ。

相手の顔色をうかがわない
kazuma seki/gettyimages

常に相手の立場に立って考え、行動することは大切である。ただ、それが相手を思ってのことではなく、自分の評価が下がるのを恐れてのことなら、やめたほうがいいだろう。卑屈になって、相手の顔色をうかがう必要はない。

相手といってもいろいろな人がいる。それぞれに合わせていては疲れてしまうし、逆に相手に不信感を持たれてしまう。本当の信頼関係を築きたいなら、誰にでも裏表なく接することのほうがよほど重要だ。

いちいち「気にしない」

未来を心配しない

不安は「いくら考えてもわかるはずのないことをわかろうとする」ところに生まれる。その最たるものが「未来への漠とした不安」だ。

どれだけ多くのデータをそろえ、どんなに時間をかけて考えても、未来を正確に予測することはできない。ならば未来のことを心配するよりも、いまできることにエネルギーを注いだほうがいい。そうすれば、心配していた未来がよりよい方向へと変わる可能性もある。

「平均」ではなく「絶好調のときの自分」と比較する

平均より下だと不安になり、上だと安心する――。

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要約公開日 2022.06.07
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